【試合結果】1/28(土)vs 三遠ネオフェニックス@CNAアリーナ★あきた(秋田市立体育館)
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第17節vs三遠ネオフェニックス第1戦は安藤選手が23得点するなどホームでの勝利のために戦いましたが、三遠に突き放され、惜しくも敗戦となりました。明日も全力で挑みますので、ぜひ引き続きのご声援をよろしくお願いいたします!
【試合結果】1/28(土)18:00試合開始 vs 三遠ネオフェニックス@CNAアリーナ★あきた(秋田市立体育館)
| 秋田 | 三遠 |
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1Q | 16 | 19 |
2Q | 19 | 21 |
3Q | 16 | 16 |
4Q | 20 | 28 |
| | |
最終 | 71 | 84 |
【戦評】
■第1Q 16-19
中盤以降の主導権を握られた秋田が逆転を許して3点を追う展開に
秋田ノーザンハピネッツは前節の大阪エヴェッサ戦で、今季9度目の同一カードでの連敗を喫し、通算成績を8勝24敗とし、東地区最下位、全体でも降格プレーオフ圏内の16位に位置している。三遠ネオフェニックスは通算成績18勝14敗で中地区2位をキープ。前節の京都ハンナリーズとの第2戦を75-77で惜敗したものの、第14節の大阪戦から、滋賀レイクスターズ、富山グラウジーズ、京都との第1戦まで6連勝を遂げるなど、他地区との交流戦では旧bjリーグ所属チームに高い勝率を挙げている。11月18日に加入したNBA通算391試合での出場経験を持つ#7ジョシュ・チルドレスとチーム得点王の#2ロバート・ドジャーに加え、日本代表のビッグマン#8太田敦也、今季、バンビシャス奈良から加入し、エースガードとして活躍している#15鈴木達也に、3ポイントランキングでトップに立つ#73田渡修人など、バランスの良いチーム構成となっている。秋田は1月16日に加入し、第16節のレバンガ北海道戦から出場している#30イバン・ラベネルとの連携がどこまで高めることができたかがポイントとなりそうだ。#30ラベネル加入後の後半戦、秋田は日本人選手も含めて試合内容は良化しているだけに、この日の第1戦で勝利をつかみ、後半戦への巻き返しにつなげたい。オンザコートは、ともに「2、1、1、2」とした。
秋田は#13スコット・モリソンと#23ディショーン・スティーブンスに、#3安藤誓哉、#5田口成浩、#9白濱僚祐が先発。三遠は#2ドジャーと#7チルドレスでインサイドを構成し、#15鈴木、#11岡田慎吾、#73田渡でスタートした。23秒に秋田が#23スティーブンスのフリースローで1点を先制。さらに、秋田はオフェンスリバウンドを確保しながら2次攻撃につなげ#3安藤の3Pシュート、#23スティーブンスのオフェンスリバウンドからのシュートとバスケットカウントでの得点で7-0とした。三遠はここでタイムアウトを選択。三遠はタイムアウト明けの2分11秒に#7チルドレスが3Pシュートを決めて反撃。さらに、#7チルドレスはドライブから連続ポイントを挙げて7-5とした。秋田は3分25秒に#3安藤がドライブから得点を決めて9-5し、3分59秒には#13モリソンがゴール下から得点を決めて11-7とした。しかし、ここから組織的な攻撃で三遠が主導権を握り始めると、秋田は焦りからかパスがつながらず3連続でターンオーバーを喫するなどして得点を伸ばせず、5分15秒に三遠の#15鈴木の3Pシュートで11-12と逆転を許した。秋田もここから、#3安藤が連続得点を決めて2度、逆転したものの、8分17秒と残り1秒に三遠に得点を決められ16-19と3点のリードを許した。
■第2Q 19-21(35-40)
秋田が一時追い付くも、中盤に引き離されて5点のリードを許して前半を終える
オンザコート1のクォーターで、秋田は#30ラベネルと#55谷口大智、#3安藤、#5田口、#9白濱が先発。三遠は#8太田をセンターに置いて、#7チルドレスをパワーフォワードで起用。ポイントガードには#47並里祐を送った。16秒に三遠が#8太田の3点プレーで先制。秋田は1分17秒に#55谷口が3Pシュートを入れ返した。秋田はその後、#30ラベネルのオフェンスリバウンドからのダンクと、#3安藤のドライブからの得点で23-25とし、3分46秒に#5田口が3ショットのフリースローを2本決めて25-25とした。しかし、三遠も動きのあるコントロールされた攻撃で得点を重ね、#1大石慎之介のジャンプシュートから、#7チルドレスの3Pシュートを含めて3連続ポイントを挙げて25-32と突き放した。その後、秋田は#13モリソン、#2水町亮介、#3安藤、#11菅澤が得点を挙げたが、三遠もきっちりと入れ返す展開となって点差を縮め切ることができず35-40と5点のリードを許して前半を終えた。
■第3Q 16-16(51-56)
秋田が終盤の3連続ポイントで巻き返し、5点差で最終クォーターへ
秋田は#30ラベネルと#55谷口に、#3安藤、#5田口、#11菅澤が先発。三遠は#2ドジャーと#8太田でインサイドを組んで、ポイントガードには#15鈴木が入った。秋田は13秒に#30ラベネルがミドルシュートを決めて先制。さらに、#30ラベネルが52秒に3Pシュートを決めて出だしで40-40と追い付いた。三遠は1分16秒に#2ドジャーがミドルシュートを決めたのに続き、#8太田が得点を決めて40-44とした。2分49秒に秋田は#30ラベネルのオフェンスリバウンドからの得点で42-44としたが、秋田は徐々に攻撃の形を作れなくなっていったこともあって、三遠がここから5連続ポイントを挙げて42-54と一気に突き放した。秋田は途中から入った#13モリソンを起点に攻撃を作り直し、44-56となった後の7分27秒に#13モリソンがペイントエリアから得点。さらに、#3安藤の3Pシュート、#9白濱もミドルシュートで続き51-56と5点差に詰め寄って最終クォーターへ進んだ。
■第4Q 20-28(71-84)
秋田が流れを作れないまま三遠に突き放されて敗戦
秋田は1クォーターと同じ#13モリソン、#23スティーブンス、#3安藤、#5田口、#9白濱が先発。三遠は#2ドジャーと#5オルー・アシャオルでインサイドを組んだ。39秒に秋田が#23スティーブンスのフリースローで1点を先制。1分15秒に三遠も#45鹿野洵生が秋田のゴール下でパスを奪ってそのまま得点を決め返した。秋田は#13モリソン、#23スティーブンスの得点で56-60としたが、ここから三遠が2度のフリースローと#1大石の3Pシュートを連続で決めて56-67と引き離した。秋田は4分21秒に#5田口がオフェンスリバウンドから3点プレーを決めて59-67としたが、三遠も#2ドジャーが1オン1を制してジャンプシュートを決めて59-69とし、オフィシャルタイムアウトに入った。秋田はその後、#3安藤を中心に得点を加えたが、三遠も#5アシャオルがインサイドを突破して得点を重ねたことで、点差を縮められず71-84で敗戦した。
■全体
単発の攻撃で最後までリズムを作れなかった秋田
中地区2位に位置する三遠と、東地区6位に沈んでいる秋田のチーム全体の成熟度の差が勝敗を分けたゲームとなった。1クォーターの出だしで秋田は7点を先行することに成功したが、三遠は、すぐにタイムアウトを取って立て直し、慌てることなく#7チルドレスを起点にリズムを作り直すことに成功。その後も、選手全員が余裕を持って、コート全体を使った幅の広い柔軟な戦い方で秋田のディフェンスをいなしながらゲームをコントロール。まだ、#30ラベネルが加入したばかりで、チーム全体での戦い方が固まっていない秋田は、#3安藤を中心に、個々の局面打開から必死に活路を開こうと戦い、3クォーター終了時まで5点差に食らい付いたが、4クォーターでも組織的な攻撃を展開した三遠にじりじりと引き離されて力尽きた。なかなか、攻撃の起点を作れずに苦しんでいた秋田だったが、3クォーター途中から#13モリソンのインサイドを軸に追撃したように、局面では有効なポイントを作れる場面もあった。第2戦でも互いの立ち位置は変わらないが、追い掛ける立場の秋田の方が大胆にチャレンジしていければ、伸びしろは、秋田の方が大きいだろう。
■観客数:2,223人
■戦評協力:Works Link