【試合結果】4/2(日)vs 千葉ジェッツ@CNAアリーナ☆あきた(秋田市立体育館)
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第26節vs千葉ジェッツ第2戦はホーム2連勝とはなりませんでしたが、3,508名のみなさまにご来場いただき、チームと共に戦っていただきました。アリーナにお越しいただけなかったみなさまからの応援もどうもありがとうございました。
本日は敗戦となってしまいましたが、昨日の第1戦の勝利もあり、秋田ノーザンハピネッツは現時点でB1残留プレーオフ出場圏内を脱出しております。
このまままずは再来週のアウェー連戦(vs北海道・vs仙台)で勝ち星を増やしていきましょう!
次節ホームゲームは4月22日(土)23日(日)栃木ブレックス戦@秋田県立体育館となります。
早くもチャンピオンシップ進出を決めている常勝チームを迎え撃ちますのでみなさまに会場へお越しいただければと思います。
【試合結果】4/2(日)14:00試合開始vs 千葉ジェッツ@CNAアリーナ☆あきた(秋田市立体育館)
| 秋田 | 千葉 |
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1Q | 15 | 30 |
2Q | 11 | 19 |
3Q | 19 | 27 |
4Q | 28 | 19 |
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最終 | 73 | 95
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◆プレイバイプレイ・ボックススコアはこちらからご覧いただけます。
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
立ち上がりからオフェンスが崩れてしまい、ペースを相手に渡してしまった。ノーマークでのシュートチャンスはあったものの、外れてからのリバウンドを取れずに相手に走られてしまった。昨日はもっと我慢してボールを回して打っていたので、そういう動きを常にできるようにしなければならない。トランジションディフェンスができず、千葉の富樫選手との1対1に対応しきれなかった。
気持ちをもう一度入れ直し、ケガ人をこれ以上出さないように、チーム全員ベストのコンディションをキープして残り11試合を戦いたい。
【戦評】
■第1Q 15-30
秋田が千葉の速い攻撃を止め切れず15点のリードを許す
秋田ノーザンハピネッツは、前日の第1戦を1クォーターの出だしから先行し、そのままリードを保ったまま80-70で快勝。前節のアルバルク東京戦から2連勝とし、通算成績を15勝33敗とした。順位は東地区では5位と変わらなかったが、1ゲーム差だった横浜ビー・コルセアーズが敗れたことで、横浜と勝率で並び、直接対決で上回る秋田が横浜と入れ替わり全体で14位、各地区上位2チームを除くワイルドカードの8位に浮上。これで、秋田はワイルドカードの9位から12位までが進む残留プレーオフ圏内を脱出することに成功した。千葉は2クォーター以降、#34小野龍猛を起点にインサイドを突く意識を高めたものの、秋田の攻撃を止められず逃げ切られた。千葉の通算成績は33勝15敗で東地区3位、ワイルドカード首位も堅持しているが、各地区上位2チームとワイルドカード上位2チームが進出するチャンピオンシップ出場のマジックは2で減らすことができなかった。秋田は第1戦で#34小野のマークに#11菅澤紀行を起用。第1戦では#34小野を9得点に抑えることができたが、第2戦では千葉が、さらにインサイドを多用してくることが予想されるため、チームとしてどう対応していけるかがポイントとなりそうだ。秋田は第1戦に続いて、#2水町亮介と#9白濱僚祐が欠場した。オンザコートは両チームともに第1戦と同じ「1、2、1、2」とした。
両チームともに第1戦と同じスターティングラインアップを選択。秋田は#13スコット・モリソン、#55谷口大智、#3安藤誓哉、#5田口成浩、#11菅澤を先発で起用した。千葉は#16ヒルトン・アームストロングと帰化選手の#3マイケル・パーカーでインサイドを組み、#2富樫勇樹、#27石井講祐、#34小野の先発とした。55秒に秋田が#5田口のドライブで先制。千葉も1分25秒に#3パーカーがゴール下から得点を決めて入れ返した。さらに、千葉は秋田のピックプレーに対してインサイドにボールを入れさせないディフェンスで対応しながら、速い展開から得点を重ね#2富樫のドライブや速攻などで4連続ポイントを挙げて2-10と引き離した。秋田はここでタイムアウトを取り、タイムアウト後の3分51秒に#5田口が3Pシュートを決めて5-10とした。しかし、その後も千葉は#2富樫を中心に積極的にリングに向かって得点を重ねて秋田を引き離し、秋田は#55谷口のミドルシュートや#5田口と、#16高橋憲一の3Pシュートなどで得点を挙げたが、終盤は#2富樫へのファウルもかさんでフリースローを連続で決められるなどしてスコアを伸ばされて15-30と大きくリードを許した。
■第2Q 11-19(26-49)
秋田が千葉のタイトなディフェンスに苦しんで得点を伸ばせず23点のリードを許して前半を終える
秋田は#30イバン・ラベネル、#22ライオンズ、#5田口、#11菅澤、#18藤江建典が先発。千葉は#33タイラー・ストーンと#44伊藤俊亮でインサイドを組み、ポイントガードに#1阿部友和を起用し、#3パーカーと#31原修太を外に置いた。9秒に秋田が#11菅澤のミドルシュートで先制。千葉は35秒に#3パーカーのフリースローで2点を加えた。秋田は49秒に#22ライオンズがオフェンスリバウンドから得点を加えたほか、#13モリソンのフックシュートや#3安藤のフリースローなどで22-34とした。しかし、#2富樫などをコートに戻した千葉が#27石井の3Pシュートと#33ストーンの連続得点で巻き返し、22-39でオフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後も千葉は#16アームストロング、#33ストーンの連続得点で22-43と引き離した。秋田は千葉のタイトなディフェンスに突破口をなかなか見出せず、逆に千葉に速攻から得点を許すなどして26-49と23点のリードを許して前半を終えた。
■第3Q 19-27(45-76)
秋田が#3安藤の2連続3Pシュートで追い掛けるも31点差に離されて最終クォーターへ
秋田、千葉ともに1クォーターと同じラインアップ。秋田は#13モリソン、#55谷口、#3安藤、#5田口、#11菅澤。千葉は#16アームストロング、#3パーカー、#2富樫、#27石井、#34小野が先発した。秋田が1分53秒に#13モリソンのゴール下からの得点とバスケットカウントによる3点プレーで先制。千葉は#3パーカーのオフェンスリバウンドからの得点で初得点を挙げ、さらに、#3パーカーが2連続ポイントを挙げて29-55とすると、秋田がタイムアウトを取った。タイムアウト後、秋田は#3安藤の2連続3Pシュートで35-55としたが、千葉も#2富樫がすぐに3Pシュートを入れ返して、秋田に反撃の機運を作らせず、その後も#2富樫の積極的なゲームメイクから得点を重ねていった。6分43秒に37-68とされたところで秋田は、このクォーター2度目のタイムアウトを取って、立て直しを図ったが、点差を縮めることができず45-76と、リードを31点に広げられて最終クォーターへ進んだ。
■第4Q 28-19(73-95)
秋田が#5田口の3Pシュートなどで28得点を挙げるも千葉が逃げ切る
秋田は#30ラベネル、#22ライオンズ、#17中山、#5田口、#11菅澤が先発。千葉は#33ストーンと#44伊藤でインサイドを構成して、#2富樫、#3パーカー、#27石井が先発した。10秒に秋田が#22ライオンズのドライブで先制。さらに、秋田は#30ラベネルの連続得点で51-76とし、千葉がタイムアウトを取った。タイムアウト後、千葉は#2富樫が再び、攻勢を掛けて3Pシュートなどを決め、秋田の勢いを止めた。秋田は3分46秒に#5田口が3Pシュートを決めて59-85とし、そのまま、オフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後、秋田は#5田口が3Pシュートを決め、その後も、#5田口や#22ライオンズが3Pシュートを決めるなど、最後まであきらめることなく千葉を追い掛けたが、千葉も点差が開いている状態にも関わらず、#2富樫などの主力を最後までコートに送り続けて緩めることなく戦い続け、73-95で逃げ切った。
■全体
点差を離されながらも最後まで戦い切った秋田
第1戦での快勝を受け、秋田も1クォーターの入りこそ動きは悪くなかったが、逆に第1戦での敗戦を受けて奮起した千葉の気迫あふれるディフェンスの前に、徐々に攻撃が停滞。さらに、秋田がリズムをつかみ掛ける度に、千葉の#2富樫が真っすぐにリングに向かうような速い展開から次々とシュートを決めて、秋田の前に立ちはだかった。千葉は点差が開いた後も、主力を最後までコートに送り続けて大勝に持ち込んだ。秋田は千葉のタイトなディフェンスに加え#3安藤が1クォーターで2ファウルとなり、1、2クォーターの出場時間が短くなったことも点差を離される要因となったが、それでも、4クォーターに28得点を挙げるなど、最後まであきらめることなく戦い切った。この日、横浜も敗れたため、秋田はワイルドカード8位で残留プレーオフから抜け出した状態をキープしたものの、ワイルドカード10位の富山グラウジーズ、さらにワイルドカード12位の滋賀レイクスターズが勝利したことで、富山とは1ゲーム差、最下位の滋賀とも3ゲーム差という混戦模様となっている。残留争いの中にいるチームが上位チームから勝利をつかむ試合が増えてきているが、秋田にとってみても、今節で千葉から1勝を挙げられたことは、B1残留を現実のものとする上で大きな勝利となった。
■観客数:3,508人
■戦評協力:Works Link