【試合結果】4/29(土)vs レバンガ北海道@タクミアリーナ(大館市樹海体育館)
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第30節vsレバンガ北海道第1戦はルーキーの#17中山選手や外国籍選手3人がチームを牽引し、第3クォーターまでリードしたものの、この試合でB1残留を決めたい北海道に追い上げられ、延長戦の末、敗戦という結果になりました。
Bリーグ最初の大館開催であり、この日を楽しみにしていてくださった多くのみなさまにご来場いただき、大きな声援をありがとうございました。
他クラブの勝敗もからみ、B1残留プレーオフ圏内に戻ってしまったため、明日は何としても勝利しなければなりません。
さらに強い気持ちで挑み、大館での勝利を掴みにいきますので、明日もみなさまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
【試合結果】4/29(土)18:00試合開始vs レバンガ北海道@タクミアリーナ(大館市樹海体育館)
| 秋田 | 北海道 |
---|---|---|
1Q | 25 | 14 |
2Q | 13 | 17 |
3Q | 23 | 17 |
4Q | 16 | 29 |
OT | 8 | 13 |
最終 | 85 | 90 |
◆プレイバイプレイ・ボックススコア・ハイライト動画はこちらからご覧いただけます。
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
第3クォーターまでは自分たちのリズムでバスケットができたが、第4クォーターで流れを奪われ、それを引き戻すことができなかった。
色々な要因はあると思うがターンオーバー、オフェンスリバウンドの部分を重点的に修正して明日臨まないといけない。オンザコート2のシチュエーションでは全員でボールをシェアして、相手が守りやすい場面を作らないようにしたい。
まずは明日のために気持ちを立て直して、とにかく40分間エナジーを出し続けることが大事だと思っている。
【戦評】
■第1Q 25-14
秋田が#13モリソンのインサイドから流れをつかみ11点を先行
秋田ノーザンハピネッツは、前節の栃木ブレックス戦を第1戦、第2戦ともに4クォーターまで競り合う展開を見せながら76-85、71-74で連敗。通算成績は17勝38敗となったが、順位は東地区5位、各地区上位2チームを除いたワイルドカードでも8位を維持し、ワイルドカード9位から12位が進む残留プレーオフ圏内を回避できる位置にいる。ただし、ワイルドカード9位の富山グラウジーズ、10位の滋賀レイクスターズの2チームが秋田を1ゲーム差で追い、横浜ビー・コルセアーズが1.5ゲーム差で追う状況となっており、レギュラーシーズン残り5試合で迎える今節の北海道戦で勝利をできるだけ重ね、下位を何としても突き放したい。レバンガ北海道は前節のアルバルク東京戦で連敗したものの、通算成績は21勝34敗で、順位は東地区4位、ワイルドカード7位で、秋田とは4ゲーム差をキープ。今節で1勝すれば、残留プレーオフ回避が決まる。今季の両チームの対戦成績は秋田の1勝5敗。ただし、直近の4月10、11日に行われた第27節では69-73、65-66と、激しいクロスゲームを演じている。前回の対戦では、北海道のタイトなディフェンスに苦しめられ、いずれも先行を許しているだけに、秋田にとっては試合の入りで、北海道のプレッシャーに対し、どう戦っていけるかがポイントとなりそうだ。オンザコートは両チームともに「1、2、1、2」とした。
秋田は#13スコット・モリソン、#55谷口大智、#3安藤誓哉、#5田口成浩、#9白濱僚祐のスターティングラインアップ。北海道は、#5ダニエル・ミラー、#23野口大介、#8多嶋朝飛、#11桜井良太、#12西川貴之が先発した。1分1秒に秋田が#13モリソンのフリースローで2点を先制。さらに、#13モリソンがポストプレーからのフックシュートを決めて4-0とした。北海道は2分31秒に#12西川がミドルシュートを決めて初ポイントを挙げた。その後も秋田は#13モリソンのポストプレーを起点に攻撃を組み立て、#5田口のドライブに続き、#13モリソンがゴール下からの得点とバスケットカウントによる3点プレーを決めて9-2と突き放した。北海道もすぐに#13ジョーダン・バチンスキーが3点プレーを入れ返したが、秋田は#13モリソンのフックシュートとフリースローや、#22レオ・ライオンズのミドルシュートで得点を重ね14-7とした。さらに、秋田は北海道が得点を加えた後、#22ライオンズの3Pシュートに続き、#17中山拓哉がフリースローと、スティールからそのまま速攻を決めて3連続ポイントを挙げて20-9とし、北海道がタイムアウトを取った。その後も秋田は、#17中山がスティールするなど集中したディフェンスを見せながら得点を重ね25-14と9点を先行した。
■第2Q 13-17(38-31)
秋田の得点が中盤以降伸び悩むがディフェンスで踏ん張り7点をリードして前半を終える
秋田は#30イバン・ラベネルと#22ライオンズでインサイドを組み、#3安藤と、#16高橋憲一、#17中山でスタート。北海道は#5ミラーと#22ジャマール・ソープの両外国人に、#1関野剛平、#8多嶋、#9折茂武彦が先発した。北海道が36秒に#22ソープのフリースローで2点を先制。さらに、北海道は#9折茂がミドルシュートとバスケットカウントで3点を加え25-19とした。秋田は1分25秒に#22ライオンズがオフェンスリバウンドからの得点を決めたのに続き、#30ラベネルのミドルシュート、#16高橋の速攻と3連続ポイントを挙げて31-19とした。しかし、北海道も#1関野の3Pシュート、#22ソープのジャンプシュートで入れ返し、秋田がタイムアウトを取った。タイムアウト後、秋田は#30ラベネルが連続得点を決めて36-24とし、その後は、スコアが伸びなかったものの、ディフェンスで耐えながら9分7秒に#9白濱がドライブから得点を決めて38-28とした。北海道は9分27秒に#8多嶋が3Pシュートを決めて点差を縮めたが、38-31と秋田が7点をリードして前半を終えた。
■第3Q 23-17(61-48)
#22ライオンズの連続得点などで秋田がリードを13点に広げて最終クォーターへ
秋田は1クォーターと同じ13モリソンと#55谷口に、#3安藤、#5田口、#9白濱が先発。北海道は1クォーターからポイントガードを#32松島良豪に代えて、#5ミラー、#23野口、#11桜井、#12西川で臨んだ。47秒に秋田が#22ライオンズのポストプレーからの得点で先制。さらに#22ライオンズが#5田口からのパスを受けてゴール下から得点を決めて42-31とし、北海道がタイムアウトを取った。タイムアウト後、北海道が#32松島のミドルシュートを決めたが、秋田も#17中山のターンシュートや#5田口の3Pシュート、#22ライオンズのフリースローで49-35と引き離した。北海道の#23野口が得点を加えた後にも、秋田は#17中山のミドルシュート、#9白濱の2本連続のフリースローで54-37とした。この後、北海道が#8多嶋、#9折茂をコートに戻して流れを変え、#9折茂や#5ミラーの得点で点差を縮めたが、秋田も#11菅澤紀行の3Pシュートや#13モリソンのゴール下からの得点でスコアを伸ばして61-48と13点をリードして最終クォーターへ進んだ。
■第4Q 16-29(77-77)
秋田がリードを守り切れずオーバータイムに突入
秋田は#13モリソンと#22ライオンズのインサイドに、#3安藤、#5田口、#9白濱でスタート。北海道は#13バチンスキーと#22ソープに、#8多嶋、#11桜井、#12西川が先発した。17秒に秋田が#9白濱の3Pで先制。北海道も#13バチンスキーのフックシュートで入れ返した。秋田は#3安藤のジャンプシュートに加え、2分14秒に#5田口が3Pシュートを決めて68-52とすると、北海道がタイムアウトを取った。タイムアウトで北海道は#32松島を入れ、ディフェンスの強度を強めると、秋田はスムーズにボールを運べずにスコアが止まり、北海道が#13バチンスキーの得点から、#11桜井の連続得点、さらに、3分38秒に#12西川が3Pシュートを決めて68-61と詰め寄り、秋田がタイムアウトを取った。タイムアウト後、北海道の#32松島が得点し68-63としたが、秋田も#17中山のオフェンスリバウンドからの得点と#13モリソンが後方からのパスを右手一本で合わせるタフショットを沈め72-63とし、オフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後、北海道は#32松島の得点に続き、#5ミラーが速攻を決めて再び72-67と5点差とし、秋田が後半2度目のタイムアウトを選択。タイムアウト後、秋田は#5田口が3Pシュートを決めたが、北海道も#12西川がすぐに3Pシュートを決め返して応戦した。秋田は7分40秒に#17中山がオフェンスリバウンドから得点を決めて77-70としたが、北海道は再び#12西川が3Pシュートを決め、さらに2本のフリースローで77-77と追い付き、延長戦に入った。
■EX1 8-13(85-90)
フリースローで先行を許した秋田が追い付けないまま敗れる
秋田は#13モリソン、#22ライオンズ、#3安藤、#5田口、#9白濱が先発。北海道は#5ミラー、#22ソープ、#8多嶋、#11桜井、#12西川で5分間のオーバータイムに臨んだ。26秒に北海道が#5ミラーのフリースローで2点を先制。さらに、#12西川がフリースローで2点を加え77-81とした。秋田は2分11秒に#22ライオンズがフリースローで2点を返したが、北海道も#22ソープがジャンプシュートを決め返した。秋田は3分44秒に#30ラベネルがオフェンスリバウンドから得点し、北海道にフリースローで2点を加えられた後に、残り28秒で#30ラベネルがフリースローで2点を入れて再び、2点差に戻した。秋田はここからファウルゲームに持ち込んだが、北海道が着実にフリースローを決めて点差を縮められず、残り15秒で#22ライオンズがドライブから得点を決めて85-87としたが、この後、2度のフリースローで引き離されて85-90で敗れた。
■全体
痛恨の逆転負けで再び残留プレーオフ圏内に
ティップオフから気迫を押し出したプレーで、攻守で北海道を押し込み、61-48と13点のリードを持って4クォーターに進み、序盤でリードを16点に広げた秋田だったが、それまで運動量でしのいでいた北海道のディフェンスに、やや、足が止まったことでつかまり、5連続ポイントを許して5点差に、にじみ寄られると、#13モリソンのタフショットや、#5田口の3Pシュート、#17中山のオフェンスリバウンドからの得点で振り払おうとしたが、勝利が見えたことで勢いが増した北海道を止め切れずに追い付かれ、オーバータイムに突入。オーバータイムでも2本のフリースローで先行を許したことで、追いすがる展開となり、最後はファウルゲームに望みをかけたが、追い付けないまま痛恨の逆転負けを喫した。リードを奪っていた3クォーターまでの戦いも、追い付かれた4クォーターも、秋田は闘志を持って戦っていたが、4クォーターの中盤から、攻撃が慎重になったことが、結果的に北海道に追い付かれる要因となった。この日、1ゲーム差で追っていた滋賀レイクスターズが名古屋ダイヤモンドドルフィンズに勝利したことで、秋田と勝率で並び、直接対決の結果により秋田を逆転。秋田はワイルドカード9位となり、残留プレーオフ圏内へと戻った。レギュラーシーズンは残り4試合。秋田にとって、この日の敗戦は大きな痛手となったが、気持ちを切り替え、さらに闘志を高めて戦っていくしか、残留プレーオフを回避する手段はない。
■観客数:2,428人
■戦評協力:Works Link