【試合結果】4/30(日)vs レバンガ北海道@タクミアリーナ(大館市樹海体育館)
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第30節vsレバンガ北海道第2戦は第1クウォーターで点差を付けられたものの、全員が気持ちを強く持って食らいつき、勝利することができました。会場内外で応援していただいたブースターのみなさまのご声援もパワーになりました。ありがとうございました!
昨日の雪辱を果たし、大事な勝ち星をひとつ手に入れましたが、B1残留プレーオフ圏内に位置しているため、このあとも負けられない戦いが続きます。
次節は5月3日(水)のアウェー千葉ジェッツ戦、そしてホーム最終節は5月6日(土)7日(日)のアルバルク東京戦となりますので、引き続き秋田ノーザンハピネッツへのご声援をよろしくお願いいたします!
【試合結果】4/30(日)14:00試合開始vs レバンガ北海道@タクミアリーナ(大館市樹海体育館)
| 秋田 | 北海道 |
---|---|---|
1Q | 12 | 28 |
2Q | 25 | 13 |
3Q | 21 | 18 |
4Q | 21 | 16 |
| | |
最終 | 79 | 75 |
◆プレイバイプレイ・ボックススコア・ハイライト動画はこちらからご覧いただけます。
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
今日の勝利は気持ちを切らさず全員が集中した結果だと思う。がんばって守って根気よく、粘って粘ってしつこくしつこくプレーした結果が出た。
スタッツは北海道のほうが上だったが、こちらにはブースターの大きな後押しもあって、勝つことができた。応援していただいている方々にとても感謝している。
自分たちは力があるチームだと思っているので、残り3試合全てでその力を出し、3つとも取りにいきたい。勝機はあると思っている。
【戦評】
■第1Q 12-28
秋田の守備の甘さを突いて北海道が16点のリードを奪う
秋田ノーザンハピネッツは、前日の第1戦で13点リードして4クォーターを迎えたが、同点に追い付かれ、オーバータイムでも先行を許して85-90で惜敗。目前にしていた勝利を逃す悔しい結果となった。通算成績は17勝39敗で、東地区の順位は5位と変わらなかったが、各地区上位2チームを除いたワイルドカードでは、滋賀レイクスターズが勝利したことで、秋田と勝率で並び、直接対決の結果から秋田が8位から9位に下降。秋田はワイルドカード9位から12位が進む残留プレーオフ圏内に入ってしまった。北海道は第1戦の試合前にマジックの対象だった富山グラウジーズが敗戦したことで、B1リーグ残留が確定。前日の勝利で通算成績を22勝34敗とし、順位は東地区4位、ワイルドカード7位をキープした。今季の両チームの対戦結果は、前日の第1戦を含めて秋田の1勝6敗。ここ3試合は一桁以内の得点差で激しく競り合う展開となっているが、北海道が粘り強く戦い3連勝している。第1戦では、秋田が3クォーターまで#13スコット・モリソンを起点にした攻撃と、集中したディフェンスで北海道を突き放したが、4クォーターに北海道がディフェンスの強度を高めたことで、秋田の攻撃がやや単調となったところを追い上げて勝利につなげた。秋田は、ゲーム内容自体は良かっただけに、この日の試合でも、第1戦同様に攻守に渡って集中したプレーを見せながら、いかに、北海道のタイトなディフェンスをかいくぐって勝利に結びつけられるかがポイントとなりそうだ。オンザコートは両チームともに、第1戦と同じ「1、2、1、2」を選択した。
秋田は#13スコット・モリソン、#55谷口大智、#3安藤誓哉、#5田口成浩に、#18藤江建典をスターティングメンバーに送った。北海道は第1戦と同じく#5ダニエル・ミラー、#23野口大介、#8多嶋朝飛、#11桜井良太、#12西川貴之が先発した。45秒に北海道が#12西川のドライブで先制。秋田は1分6秒に#55谷口が左サイドから3Pシュートを決めた。秋田のディフェンスが、第1戦よりもやや緩い中、北海道がインサイドに積極的につなぎながら主導権を握り、北海道は#23野口がドライブなどで3連続得点を挙げて3-8と先行。秋田は3分37秒に#18藤江がドライブから得点を決め、4分12秒には#3安藤が3Pシュートを決めて8-11としたが、ここから北海道に#23野口の2本の3Pシュートを含む4連続ポイントを許して8-21とされ、秋田がタイムアウトを選択。しかし、タイムアウト後も北海道が#9折茂武彦のジャンプシュートと、#32松島良豪のオフェンスリバウンドから連続得点で8-25と大きく引き離した。秋田は#55谷口のミドルシュートと#3安藤のドライブで加点したが、12-28と16点差を付けられた。
■第2Q 25-13(37-41)
秋田の#17中山が積極的なプレーで流れを引き戻し、点差を4点にして前半を終える
秋田は#30イバン・ラベネルと#22レオ・ライオンズでインサイドを組み、#17中山拓哉をポイントガードに起用し、#5田口と#16高橋憲一のラインアップでスタート。北海道は#5ミラーと#13ジョーダン・バチンスキーに、#1関野剛平、#8多嶋、#9折茂が先発した。29秒に秋田が#5田口の3Pシュートで先制。北海道も44秒に#9折茂がフローター気味のシュートで入れ返した。秋田は#22ライオンズのドライブからの得点に続き、#17中山が3Pシュートを決めて20-30とした。秋田は#17中山が攻守で積極的なプレーを見せてチームをけん引。北海道にフリースローで1点を加えられた後、#17中山がゴール下に入って得点を決めた。秋田はオフィシャルタイムアウトの前に#16高橋が速攻から得点を決めて24-33とした。タイムアウト後、秋田は#30ラベネルの3Pシュートに続き、#17中山の速攻、#30ラベネルのオフェンスリバウンドからの得点で3連続ポイントを挙げて31-33と詰め寄った。ここから得点を入れ合う展開となったが、秋田は#5田口の3Pシュートや#17中山のゴール下に切れ込んでの得点などで食らい付いて、37-41と点差を4点に縮めて前半を終えた。
■第3Q 21-18(58-59)
秋田が中盤の4連続ポイントで追い上げ点差を1点に縮めて最終クォーターへ
秋田は#13モリソンと#55谷口に、#3安藤、#5田口、#17 中山が先発。北海道は#13バチンスキーと#23野口でインサイドを組み、#8多嶋、#12西川と、新人の#17川邉亮平が先発した。37秒に北海道が#13バチンスキーのゴール下からの得点で先制。さらに、北海道は#17川邉がフリースローで2点を加え37-45とした。秋田は1分13秒に#17中山が3Pシュートを決めたが、北海道に連続得点を許して40-49とリードを広げられた。秋田は2分30秒に#55谷口が3Pシュートを決めたのに続き、#5田口のフリースロー、#17中山のドライブ、#3安藤のパスカットからの速攻が決まり48-49と1点差とした。ここから、北海道が得点を入れた後に、秋田が入れ返すという展開になり、秋田は#5田口の3Pシュートや#13モリソンのゴール下からの得点などで56-59とし、9分1秒に#3安藤がフリースローから2点を加えて58-59と1点差にして、最終クォーターへ進んだ。
■第4Q 21-16(79-75)
秋田が終盤に北海道を捉え、#16高橋の3Pシュートで逃げ切る
秋田は#30ラベネルと#22ライオンズのインサイドに、#17中山、#11菅澤紀行、#16高橋憲一でスタート。北海道は#13バチンスキーと#5ミラーに、#32松島、#9折茂、#11桜井が先発した。13秒に北海道が#13バチンスキーのオフェンスリバウンドからの得点で先制。さらに、北海道は#11桜井がミドルシュートを決めて58-63とした。秋田は2分32秒に#5田口が3Pシュートを決めて反撃。さらに、3分38秒に#5田口がミドルシュートを決めて63-65とすると、北海道がタイムアウトを取った。その後、北海道の#5ミラーがジャンプシュートを決めて63-67とし、オフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後、北海道の#32松島がミドルシュートを決めたが、秋田も#13モリソンが#3安藤のパスからダンクシュートを決め、さらに#13モリソンがオフェンスリバウンドから得点を決めて67-69とした。しかし、北海道も#32松島がミドルシュートを決め返し67-71となったところで、秋田がタイムアウト。タイムアウト後の7分14秒に秋田は#22ライオンズが3Pシュートを決めて1点差としたが、北海道もすぐに#13バチンスキーがダンクシュートを決め返した。しかし、秋田も8分に#22ライオンズが3Pシュートを決めて73-73と追い付き、さらに、8分30秒に北海道のテクニカルファウルから#22ライオンズがフリースローを1本決めて74-73と逆転。北海道が#32松島の得点で再びリードを奪ったが、秋田は残り46秒に#13モリソンがゴール下から得点を決めて76-75とし、北海道がタイムアウト。北海道の攻撃をしのいだ秋田は、残り16秒で#16高橋が3Pシュートを決めて79-75と突き放し、そのまま、秋田が逃げ切って勝利を飾った。
■全体
#17中山がチームの士気を奮い立たせて、秋田に逆転勝利を呼び込む
逆転負けを喫した第1戦を引きずるように、攻守で精彩を欠き、1クォーターで16点のリードを許した秋田だったが、2クォーターに新人の#17中山が攻守で奮戦。3Pシュートに加えて、果敢にゴール下にも切れ込んで得点を重ねるなど、積極的なプレーでチームの士気を奮い立たせた。その後も、なかなかインサイドを突けずに本来の攻撃のリズムをつかめなかった秋田だったが、ゾーンディフェンスを組み込んだ守備でしのぎ、4クォーターにようやくインサイドを起点にした攻撃が機能し始めて点差を縮め、最後は#22ライオンズと#16高橋の3Pシュートで巻き返して逆転勝利をつかみ取った。秋田にとっては、負けてもおかしくない試合を、#17中山に助けられて勝利につなげることができた試合となった。仮に、この一戦を落としていた場合を考えると、この日、残留プレーオフ回避で争う滋賀も勝利を挙げていたことから、#17中山の活躍は、秋田のB1残留に向けても非常に大きな活躍となった。
■観客数:2,096人
■戦評協力:Works Link
桃豚MIP賞 #17 中山 拓哉 選手(提供:ポークランドグループ)
あっぱれMVP賞 #22 レオ・ライオンズ 選手(提供:アジマックスグループ)