【試合結果】5/3(水・祝)vs 千葉ジェッツ@千葉ポートアリーナ
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第31節vs千葉ジェッツは欠場するメンバーもいるなか、どうしても勝たなければならないという執念を持って果敢に戦い続けましたが、3点差で惜しくも敗れる結果となりました。完全アウェーの中でも会場に駆けつけてくださった秋田ブースターのみなさんの声援が大きな力になりました。会場以外で応援していただいたみなさまもどうもありがとうございました。
次節は今週末5月6日(土)7日(日)のレギュラーシーズンホーム最終節。B1残留に向け、ホームで勝ち取りたい試合ですが、対戦相手のアルバルク東京にとっても負けれられないゲームとなるため、またもや厳しい戦いになると予想されます。最後まであきらめないプレーを続けるチームとぜひ一緒に戦ってください!
【試合結果】5/3(水・祝)15:00試合開始 vs 千葉ジェッツ@千葉ポートアリーナ
| 秋田 | 千葉 |
---|---|---|
1Q | 10 | 14 |
2Q | 19 | 14 |
3Q | 22 | 31 |
4Q | 25 | 20 |
| | |
最終 | 76 | 79 |
◆プレイバイプレイ・ボックススコア・ハイライト動画はこちらからご覧いただけます。
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
非常に残念だ。この結果は今の自分たちと千葉の実力の差だと感じている。千葉は要所で良いディフェンスをしたり、オフェンスリバウンドを取って自分たち(秋田)がファウルで止めようとしてしまう場面など最終的な総合力が優れていた。第4クォーターで富樫選手を止められなかった場面などはもっと早い段階でマッチアップを変えていくなどの判断をしていかなければならなかったと思っている。とにかく残り2試合、自分たちにできるかぎりの全力を尽くして次につながる戦いをするしかない。
【戦評】
■第1Q 10-14
互いに集中したディフェンスを見せる中、高さの優位を生かした千葉が4点を先行
秋田ノーザンハピネッツは、前節のレバンガ北海道戦で第1戦をオーバータイムで惜敗したものの、第2戦では1クォーターで16点差を付けられながら盛り返して79-75で逆転勝ち。通算成績を18勝39敗とし、順位は東地区5位、各地区上位2チームを除いたワイルドカードでは9位と変動はなく、ワイルドカード9位から12位が進む残留プレーオフ圏内に位置している。千葉は前節に東地区首位の栃木ブレックスを相手に連勝を飾り、6連勝中。通算成績を41勝16敗とし、順位は東地区3位、ワイルドカード1位で、すでにチャンピオンシップの出場は確定しているものの、アルバルク東京と東地区2位を巡って1ゲーム差で激しく競り合っている。秋田はワイルドカード8位の滋賀レイクスターズと勝敗で並んでいるものの、直接対決の得失点差によりワイルドカード9位に位置している。レギュラーシーズンが今節を含め残り3試合となる中、秋田は地区の上位で、好調な千葉を相手にも、残留プレーオフを回避するために、勝利をつかみ取りたい。今季の両チームの対戦は秋田の2勝5敗。直近の対戦となった4月1、2日の第26節では、秋田が第1戦を80-70で制し、第2戦は73-95で千葉がリベンジしている。オンザコートは両チームとも「1、2、1、2」とした。
秋田は#13スコット・モリソン、#55谷口大智、#3安藤誓哉、#5田口成浩に、#17中山拓哉を先発で起用。千葉は#16ヒルトン・アームストロングと、帰化選手の#3マイケル・パーカーでインサイドを組み、#2富樫勇樹、#27石井講祐、#34小野龍猛で臨んだ。1分2秒に千葉が#3パーカーのオフェンスリバウンドからの得点で先制。秋田もすぐに#3安藤がドライブから入れ返したのに続き、#17中山がリング正面からジャンプシュートを決めて4-2とした。両チームともに、インサイドにボールを簡単に入れさせない集中したディフェンスを見せる中、やや高さで優位を築く千葉が#34小野のオフェンスリバウンドからの得点と、#2富樫のミドルシュートで4-6と逆転。秋田も#3安藤を中心に積極的にリングに向かう攻撃を見せて対抗し、3分22秒に#3安藤がスティールから速攻を決めて6-6とした。しかし、千葉も#16アームストロングがゴール下で強さを見せて連続得点を挙げて6-10と先行。秋田は6分50秒に#22レオ・ライオンズがジャンプシュートを決め、9分21秒に#3安藤もジャンプシュートを決めたが10-14と4点のリードを奪われた。
■第2Q 19-14(29-28)
秋田が終盤に#22ライオンズと#5田口の連続3Pシュートで逆転。1点をリードして前半を終える
秋田は#30イバン・ラベネルと#22レオ・ライオンズのインサイドに、#17中山をポイントガードで起用。#11菅澤紀行と#16高橋憲一のラインアップでスタートした。千葉は#33タイラー・ストーンと#3パーカーに、#11西村文男、#25荒尾岳、#31原修太で先発を組んだ。13秒に千葉が#33ストーンの3Pシュートで先制。さらに、千葉は#11西村が3Pシュートを決めて10-20とし、秋田がタイムアウトを取った。タイムアウトで#5田口をコートに戻した秋田は、ディフェンスで粘りを見せながら、2分54秒に#22ライオンズが3Pシュートを決めたのに続き、#30ラベネルのペイントエリアからの得点、#16高橋の3Pシュートと3連続ポイントを挙げて18-20とし、千葉がタイムアウトを選択。タイムアウト後も秋田は#17中山が速攻から得点を決めたのに続いて、3ショットのフリースローをすべて決めて23-20と逆転。しかし、コートに#2富樫を入れて攻撃を組み立て直した千葉も、#16アームストロングの得点から3連続ポイントを挙げて23-26とした。秋田はここから#22ライオンズが3Pシュートを決めたのに続き、#5田口も3Pシュートを決めて29-26と再び逆転。千葉がフリースローで2点を追加したものの29-28と1点をリードして前半を終えた。
■第3Q 22-31(51-59)
終盤に千葉が連続得点で秋田を突き放し、秋田が8点を追う展開で最終クォーターへ
秋田、千葉ともに第1クォーターと同じラインアップ。秋田は#13モリソンと#55谷口に、#3安藤、#5田口、#17 中山が先発。千葉は#16アームストロング、#3パーカー、#2富樫、#27石井、#34小野が先発した。12秒に秋田が#5田口の3Pシュートで先制。さらに、#5田口が3ショットのフリースローをすべて決めて35-28とリードを広げた。千葉は58秒に#3パーカーがゴール下から得点したが、秋田も#5田口がオフェンスリバウンドから得点を決めて37-30とした。ここから千葉は#27石井のアシストから3連続ポイントを決めて37-36と追い上げを見せたが、秋田も#13モリソンのフックシュートや、#17中山の3Pシュートで突き放し42-39とリードを守った。しかし、#33ストーンを投入した千葉が徐々に攻撃のテンポを上げて反撃。#16アームストロングの得点から3連続ポイントを挙げて42-46と逆転すると、秋田がフリースローで2点を加えた後にも、#2富樫のドライブから4連続ポイントを挙げて44-54と引き離した。秋田もここから#22ライオンズが3Pシュートを含む、3本のシュートを決めて追い上げたが51-59と8点のリードを許して最終クォーターに進んだ。
■第4Q 21-16(79-75)
秋田が中盤で逆転。激しく競り合うも、最後に千葉に振り切られる
秋田は#30ラベネルと#22ライオンズのインサイドに、#3安藤、#5田口、#11菅澤でスタート。千葉は#16アームストロングと#33ストーンに、#2富樫、#27石井、#31原で臨んだ。千葉が28秒に#16アームストロングのフリースローで先制。秋田は53秒に#3安藤が3Pシュートを決めた。さらに、秋田は、1分34秒に#30ラベネルがゴール下からの得点とバスケットカウントによるフリースローを沈めた後に、#3安藤がドライブからのフローターシュートを決める3連続ポイントを重ねて59-61と2点差に迫った。秋田はさらに、#3安藤のカットインや、#22ライオンズのフリースローで千葉を追い上げ、5分2秒に、#22ライオンズが3Pシュートを決めて66-65と逆転に成功してオフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後、千葉が#27石井の得点から先行して、秋田が#22ライオンズや#3安藤の得点で入れ返す展開となり、8分4秒に、秋田が#22ライオンズのドライブからの3点プレーで73-71と逆転し、千葉がタイムアウトを取った。タイムアウト後、秋田の#17中山がルーズボールに絡むなど、激しい攻防となったが、千葉が#33ストーンの得点で同点とすると、ビデオ判定で攻撃権が変わった直後の残り43秒で#2富樫が3Pシュートを決めて73-76と勝ち越しに成功。さらに、秋田のファウルから残り16秒で#2富樫がフリースローを2本決めて73-78と引き離した。秋田も残り5.8秒で#3安藤が3Pシュートを決めて76-78と追い上げたが、千葉にフリースロー1本を決められ、残り4.9秒からの攻撃で同点を狙ったが#17中山の3Pシュートがリングに届かず、惜敗した。
■全体
惜敗にも勝利への執念を最後まで見せた秋田
千葉のレギュラーシーズンのホーム最終戦ということもあり、7300人を超える大観衆が集まったこのゲームで、秋田も今節を含め、レギュラーシーズン残り3試合で残留プレーオフ圏内を脱するために勝利をつかもうと、最後まで千葉に食らい付いたが、ビデオ判定で攻撃権が入れ替わった直後に、千葉の#2富樫に3Pシュートを決められて逆転を許し、その後も#3安藤が3Pシュートを沈める執念を見せたが、3点差で逃げ切られて惜敗した。高さで勝る千葉に対し、秋田も#5田口や#17中山、#55谷口らが身体を張って、懸命に耐えながら接戦に持ち込み、攻撃では#22ライオンズを中心に、千葉を相手にも、ひるむことなく互角以上に渡り合ったが、勝利をつかむことはできなかった。これで、レギュラーシーズンは残り2試合となり、この日、勝敗で並び得失点差で上回られていたワイルドカード8位の滋賀が勝利したことで、秋田とのゲーム差が1ゲームに広がった。秋田が残留プレーオフを回避するためには、秋田が東京との最終節で連勝し、滋賀が連敗するしかない状況となったが、秋田はこの日の戦いのように最後まであきらめず、勝利をつかみ取るために果敢に戦っていくしかない。
■戦評協力:Works Link