東日本大震災から9年
2011年3月11日に発生した東日本大震災から9年が経ちました。被災されたみなさまへ心よりお見舞い申し上げます。
今季、チーム創設から10年の節目を迎えている秋田ノーザンハピネッツは震災当時、プロバスケットボールクラブとしてbjリーグに参入した1年目のシーズン中でした。bjリーグ所属の3チームが活動休止を余儀なくされ、リーグ戦は一時中断。現在Bリーグで共に戦っているクラブが所属していたJBLもこのシーズンは中止となりました。
秋田ノーザンハピネッツは「自分たちに今できることはスポーツを通じて勇気、元気を与えること」だと信じ、「HOPE がんばろう TOHOKU」を合言葉に、ブラウブリッツ秋田、秋田ノーザンブレッツ、秋田銀行女子バスケットボール部、北都銀行バドミントン部と連携し、県内で義援金を募り、復興支援ゲームを開催するなどの復興支援活動を行いました。その際にご支援、ご協力いただいたみなさまには改めて感謝申し上げます。また活動休止を余儀なくされた埼玉ブロンコスより北向由樹選手をチームへ迎えました。そしてプロスポーツクラブの役割としてみなさまへバスケットボールを通して勇気や元気を届けたいと必死に試合運営を行いました。
bjリーグはスポーツで日本を元気にするという思い強くほどなく再開され、2011年4月16日に行われた秋田ノーザンハピネッツのホームゲームでは、当時のbjリーグコミッショナー河内敏光氏が「東北のチームが元気な姿をコートで見せることが東北地方を元気づける」とお話しされました。
秋田はこの震災の直接の被災地ではありません。けれども東北の絆、東北魂はいつも私たち秋田県民の胸にあります。
現在、新型コロナウイルスの影響で日本国内そして世界中で様々な思いや不安が生まれています。だからこそ今、秋田ノーザンハピネッツは改めて原点に戻り、「バスケットボールで秋田を、全国を元気に!」というモットーのもと、これからも活動を続けてまいります。
スポーツが与えてくれる喜びや感動、悔しさや熱くこみ上げる気持ちは、私たちの生きるエネルギーになるはずです。その機会を多くのみなさまにご提供できるようクラブ一同全力で活動してまいりますので、これからも秋田ノーザンハピネッツをどうぞよろしくお願いいたします。