【試合結果】10/30(日)vs 栃木ブレックス@能代市総合体育館
いつも熱いご声援をありがとうございます。
秋田ノーザンハピネッツ ホーム第3節第2戦栃木ブレックス戦、強い気持ちを持って挑みましたが今度も苦い結果となりました。これを良い経験とし、この先もひとつずつ課題をクリアしながら進化していきます。ホームゲームはしばらく間があき、次回は11月23日(水・祝)ホームアリーナのCNAアリーナ★あきた(秋田市立体育館)でレバンガ北海道戦となりますが、引き続きアウェイ東京戦、千葉戦と戦いは続きますのでみなさまご声援をお願いいたします。
【試合結果】
10/30(日)14:00試合開始 vs 栃木ブレックス@能代市総合体育館
秋田 | 栃木 | |
1Q | 16 | 15 |
2Q | 19 | 26 |
3Q | 15 | 24 |
4Q | 23 | 22 |
最終 | 73 | 87 |
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
昨日と同様に非常にタフゲームだったが前半はリバウンドは良く取れていたと思う。後半もディフェンスがうまくいかなくなったわけではなく、栃木のオフェンスでうまくノーマークの選手をつくられてしまったところが失点につながった。1対1では守れているが、スクリーンプレーなど栃木のほうが上手だった。技術の差はあるけれども、組織で戦い、全員で立ち向かう気持ちがさらに必要になってくると思う。
オンザコートで外国籍選手の起用を変えたが、これまでの練習でもやってきているバリエーションのひとつであり、まだそこまで機能していないが試合で活かせるようにしていきたい。
【戦評】
■第1Q 16-15
秋田が栃木のプレスを速い展開でかわしてリードを奪う
前日の第1戦で惜敗した秋田ノーザンハピネッツにとっては、第1戦と同様の激しい戦いを繰り広げながら、いかに勝ちに繋ぐことができるかが問われる試合となった。オンザコートは第1戦に続き、秋田、栃木ブレックスともに「1、2、1、2」を選択してティップオフを迎えた。40秒に栃木が#10竹内公輔の速攻から先制。秋田は54秒に#3安藤誓哉がドライブからシュートを決めると、さらに1分12秒にも#3安藤がドライブから連続得点を決めて4-2と逆転した。栃木が秋田のガードに対して激しくプレッシャーを掛けてきたのに対し、秋田は速いボール回しで対抗。4-6とされた後の3分11秒に#9白濱僚祐がペイントエリアから得点。さらに6-8とされた後には#9白濱からの素早いつなぎで#13スコット・モリソンがダンクを決めたほか、#3安藤の速攻、さらに#5田口成浩が右サイドから3Pシュートを決めて13-8と突き放した。その後も秋田はディフェンスリバウンドでも奮闘して、栃木にセカンドチャンスを作らせず、#5田口の速攻などで得点を加え16-15で1クォーターを終えた。
■第2Q 19-26(35-41)
秋田がスティールを連発。栃木の攻撃を封じて逆転に成功。
秋田は#3安藤をベンチに下げ、1クォーター終盤から出場した#2水町亮介をそのまま投入して臨んだ。秋田は15秒に#23ディショーン・スティーブンスがオフェンスリバウンドから得点を奪って先制。栃木は#3安藤がベンチに下がり、ボール運びがやや停滞した秋田に対して、プレッシャーを強めて#0田臥勇太がスティールを連発。1分46秒にスティールからの速攻で#4ジェフ・ギブスが得点を奪い18-20と逆転した。秋田は#3安藤をコートに戻し、#15ケビン・パルマ―を中心に得点を重ねたが、内外を巧みに使った栃木の攻撃を止め切れず、追い掛ける展開が続いた。9分16秒に#5田口が速攻から得点を決めて35-37としたが、そこから栃木に2連続ポイントを許してリードを35-41と広げられて前半を終えた。
■第3Q 15-24(50-65)
じりじりと引き離された秋田。15点差を付けられて最終クォーターへ
6点差を追い掛ける秋田にとっては、早く点差を縮めたい出だしだったが、栃木が12秒に#32ライアン・ロシターのミドルシュートで先制。秋田も40秒に#3安藤が3Pシュートを入れ返したが、栃木は#32ライアンの外角からのシュートも織り交ぜた攻撃で秋田に的を絞らせずに得点を重ね、2分1秒には#9遠藤が3Pシュートを決めて41-51とした。秋田はタイムアウトを取った後に、#9白濱のカットインや#23ディショーンのペイントエリアからのシュートなどで得点を挙げ45-53としたが、ここから栃木が#10竹内を使った攻撃に切り替え、インサイドから得点を加算。秋田はディフェンスリバウンドでも苦しんだこともあって、4連続ポイントを許して45-59と引き離され、その後も点差を詰められず50-65と15点差を付けられて最終クォーターへと進むことになった。
■第4Q 23-22(73-87)
#15ケビンの3Pなどで追い掛けるも点差を縮め切れずに敗戦
栃木は#32ロシターと#4ジェフに、日本人ビッグマンの#10竹内をコートに送り、インサイドを固める布陣でスタート。1分30秒に栃木が#32ロシターの得点で先制し、2分42秒に#9遠藤がカットインから飛び込んで連続得点を挙げて50-69と、秋田をさらに突き放した。秋田は#15ケビンや#5田口を中心に3Pシュートを狙って得点差を縮めようとしたが、しっかりとパスを回して確率の高い攻撃を組み立てる栃木に追加点を許し、点差をなかなか詰め切れない状態が続いた。オフィシャルタイムアウト後も栃木がバスケットカウントを含む得点などを挙げて秋田を突き放し、5分47秒にはフリースローからオフェンスリバウンドを拾われて56-79と23点差まで点差が拡大。秋田はそこから#3安藤がドライブなどから果敢に攻撃して得点を挙げたが、栃木を脅かすことができないまま73-87で敗戦した。
■全体
秋田が善戦を見せるも、栃木の総合力に引き離される
1クォーターでの素早いパス回しや、昨日は苦戦したディフェンスリバウンドでの奮戦と、ゲームの入りも、選手の集中力も決して悪いものではなかったが、栃木の多彩な攻撃を食い止めることができず、秋田は徐々に引き離されて敗戦した。試合全体を通じてスコアメイクできる選手が、秋田の場合、#3安藤、#5田口、#15ケビンなどに限られる一方で、栃木は#0田臥が攻撃を組み立てるとはいえ、コートに出る選手全員が、チーム全体の流れの中で役割を果たし、ひとり一人がその状況に合わせて得点を決められる力を擁していた。秋田にとっては、この日のようにがっぷり四つに組んだ試合で栃木を上回ることの難しさを改めて認識した試合となったが、ここから1戦でも多く勝っていくために、どこを強みにして、どう勝負していくのかを考えていく上では、きっかけとなる貴重な敗戦となった。
■観客数:2,648人
■戦評協力:Works Link