【試合結果】11/26(土)vs 仙台89ERS@CNAアリーナ★あきた(秋田市立体育館)
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B.LEAGUE2016-17シーズン第10節vs仙台89ERS第1戦、試合直前にスターターの#9白濱選手にアクシデントがあり、出場が厳しい状況になる中、秋田らしいバスケットができ、勝利することができました。試合が続いていますが、明日はアウェイ戦での連敗を、ホーム連勝で返せるように気を引き締めていきます。
どうぞ応援よろしくお願いいたします。
【試合結果】
【試合結果】11/26(土)14:00試合開始 vs 仙台89ERS@CNAアリーナ★あきた(秋田市立体育館)
秋田 | 仙台 | |
1Q | 16 | 7 |
2Q | 19 | 14 |
3Q | 16 | 8 |
4Q | 30 | 28 |
最終 | 81 | 57 |
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
今日は出だしがよかった。白濱選手がアップ中に腰を痛めてしまったが、他の選手たちがそのことで危機感を感じてカバーしようという気持ちで試合に入れたと思う。北海道戦後の2日間の練習では選手たちに対し、「勝たなければいけないと思うよりも、自分たちのバスケットをきっちりやろう」と伝えていた。今日は自分たちのバスケットができたと思う。モリソン選手はボールをもらう姿勢が感じられて、そこを軸にオフェンスができた。明日は仙台も対策を練ってくるはずなので、コンディションを整えて試合に臨みたい。
【戦評】
■第1Q 16-7
秋田がゾーンディフェンスで仙台を封印。9点のリードを奪う快調なスタート
前節、11月23日の北海道レバンガ戦をエキストラゲームで惜敗し、3連敗とした秋田ノーザンハピネッツが、6連敗中の仙台89ERSをホームに迎えた「東北ダービー」。前回対戦した10月22、23日の第5節では、秋田が63-66、59-66で連敗。秋田にとっては10月16日の千葉ジェッツ戦以来となるホームゲームでの勝利も目指す戦いとなった。仙台には、昨季のbjリーグでMVPを受賞した#41ウェンデル・ホワイトが加入。#41ウェンデルは復帰戦となった前節のアルバルク東京戦で26得点を奪取。仙台にとってみても、この秋田戦を再浮上のきっかけとしたいゲームとなった。オンザコートは、秋田が前節と同じ「1、2、1、2」。仙台は「2、1、1、2」を選択。1クォーターは先行狙いの仙台を秋田がどのようにして止めるかがポイントとなった。秋田は開始直後に、#9白濱僚祐に代えて#11菅澤紀行を投入。高さのあるゾーンディフェンスに切り替えた。1分13秒に秋田が#3安藤誓哉の3Pシュートで先制。さらに#11菅澤が速攻から得点。秋田のゾーンディフェンスに対し、インサイドにボールを送れなくなった仙台は、外角からのシュートで活路をつかもうとするが決まらず、逆に秋田が3分24秒に#11菅澤の3本のフリースロー、さらに#3安藤のカットインで10-0として仙台を一気に引き離した。その後も秋田はディフェンスで集中を切らさず、仙台を7得点に封じて16-7とし、快調なスタートを切った。
■第2Q 19-14(35-21)
秋田が#3安藤、#15ケビンの3Pシュートで突き放し、リードを14点に広げる
オンザコート2の秋田は#13スコット・モリソンと、#15ケビン・パルマ―が先発。#安藤に、#2水町亮介と、#16高橋憲一を加えたメンバーで臨んだ。序盤はともに外角からのシュートを決めきれないままスコアレスの展開となったが、2分31秒に秋田が#15ケビンのドライブから先制。さらに、#3安藤が3Pシュートを左サイドから決めて21-7とリードを広げた。仙台は3分41秒に#15チリジ・ネパウエがこのクォーター初得点。秋田は#13スコットのオフェンスリバウンドからの得点と、#5田口がドライブから得点を決めてオフィシャルタイムアウトを25-13で折り返し、その後も#15ケビンや#3安藤が3Pシュートを決めるなどして35-21とし、リードを14点に広げて前半を終えた。
■第3Q 16-8(51-29)
秋田が4連続ポイントで先制。大量22点差を付けて最終クォーターへ
ともに、オンザコート1。秋田は、1クォーターの出だしと同じ#11菅澤を入れたメンバーでスタート。仙台は帰化選手の#7坂本ジェイが入った。2クォーターと同じく開始直後はともにシュートが決まらない展開となったが、1分40秒に秋田が#13スコットのオフェンスリバウンドからの得点で先制。さらに#55谷口がミドルシュートと、3Pシュートを沈めて連続得点。3分20秒には#11菅澤が速攻から得点を決めて、4連続ポイントを奪い44-21と仙台を一気に引き離した。流れを何とか引き戻したい仙台は、ここからディフェンスをオールコートに切り替えた。秋田はボール運びでやや苦労する場面が見られたが、#2水町を入れて立て直し、#23ディショーン・スティーブンスのダンクや#5田口の3Pシュートなどで引き離し、51-29とリードを22点差に広げた。
■第4Q 30-28(81-57)
インサイドを起点にしたバランスの良い攻撃で仙台の追い上げを許さず、秋田が快勝
秋田は#16高橋と#18藤江建典を先発で投入。14秒に#13スコットのフリースローで先制した。仙台もフリースローに続いて、#41ウェンデルが3Pシュートを決めたが、秋田は、この試合を通じて徹底したインサイドで起点を作りながらのバランスの良い攻撃で盛り返し、#13スコットのゴール下からの得点、#15ケビンの連続得点で60-34とした。その後も秋田は#13スコットのフリースローや、#15ケビンが得点を挙げるなどして、仙台の追い上げをかわして81-57で快勝し、連敗を3で止めるとともに、今季ホームゲーム2勝目を飾った。仙台は、秋田のゾーンディフェンスに苦しみ、流れを引き戻せないまま敗戦。7連敗とした。
■全体
ゾーンディフェンスで先に仕掛けた秋田。主導権を握ったまま、今季一番の内容でホーム2勝目を飾る
秋田は外国籍選手の人数が少ない1クォーターで、逆に仙台を圧倒。試合開始早々に、#9白濱から#11菅澤に切り替えて行ったゾーンディフェンスが、仙台の出鼻をくじき、そこから、インサイドの#13スコットを起点に、内外とボールをつないで崩す理想的な攻撃で得点を伸ばし、16-7と先行。その後も、交代で入った選手も含めて、全員が集中したディフェンスを見せて仙台を封印。仙台に反撃の機運すら作らせずに、すべてのクォーターでリードして快勝した。4本の3Pシュートをすべて決めた#3安藤の20得点を筆頭に、#13スコットも17得点、#15ケビンも15得点をマーク。交代で入った#11菅澤や#18藤江も数試合ぶりの得点を挙げるなど、チーム全体で守り、攻めた結果が今季一番と言っていい内容での快勝につながった。スタート直後で交代してその後、出場機会のなかった#9白濱の状態は気に掛かるが、11月27日の第2戦では、今季初の連勝を目指すことになる。この試合と同様に、チームとして受けに回らず、先に仕掛けていけるかがポイントになりそうだ。
■観客数:2,511人
■戦評協力:Works Link
桃豚MIP賞 #15 ケビン・パルマー 選手(提供:ポークランドグループ)