【試合結果】1/21(土)vs 大阪エヴェッサ@府民共済SUPERアリーナ
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第17節vs大阪エヴェッサ第1戦は、第1Qでリードを許し、その後は第2Qからは優勢のまま第4Qに入りましたが、同点で最終Qを終了。5分間のオーバータイム(延長戦)に持ち越されました。ここで最後まで勝ち切れず、惜敗となりました。明日、もう一度アウェイの地でチャレンジし、白星を取りにいきます。
明日も秋田ノーザンハピネッツへの熱いご声援をよろしくお願いいたします!
【試合結果】1/21(土)17:00試合開始 vs 大阪エヴェッサ@大阪府民共済SUPERアリーナ
| 秋田 | 大阪 |
---|---|---|
1Q | 11 | 18 |
2Q | 23 | 7 |
3Q | 13 | 11 |
4Q | 8 | 19 |
OT | 12 | 16 |
最終 | 67 | 71 |
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
大事な場面でディフェンスが崩れ、リバウンドが取れなくなった。そういった場面で、若手の選手たちに落ち着いてプレーさせてあげるような指示・判断をできなかったのが敗因のひとつだと思っている。大阪はベンチメンバーの実力があると感じた。
ただ自分たちもノーマークでシュートできているし、それが外れても、良い時はみんながディフェンスを踏ん張れた。その流れを最後まで崩さないことが大事だと思っている。インサイドについてはターンオーバーが多めで、セカンドチャンスを作れなかったので、その点を明日の課題と考えている。
【戦評】
■第1Q 11-18
大阪が#25ロビーの活躍で主導権を握り、秋田が7点のリードを許す
秋田ノーザンハピネッツは前節、1月18日のレバンガ北海道戦を80-58で完勝。1月16日に新加入した#30イバン・ラベネルが18得点と活躍。#30ラベネルは得点だけでなく、ポストからのアシストや巧みなドライブなども見せて秋田の攻撃に厚みをもたらした。これで秋田は、通算成績を8勝22敗とし、順位も東地区最下位から4位に浮上。この大阪戦で今季2度目の連勝を挙げて、後半戦の巻き返しに向けた流れを作りたい。大阪は16勝14敗で西地区3位。前節は西地区首位のシーホース三河に83-84で惜敗し、12月30日の仙台89ERS戦から2連敗となった。プレイオフ圏内に止まるためにも、これ以上の連敗は避けたいところ。また、昨季まで秋田に在籍していた#25リチャード・ロビーとの対戦にも注目が集まる。オンザコートは、ともに「2、1、1、2」とした。
秋田は、#30ラベネルが初先発。#23ディショーン・スティーブンスとインサイドでコンビを組み、#3安藤誓哉、#5田口成浩、#9白濱僚祐でスタートした。大阪は左足首の負傷で出場が危ぶまれていた#55ジョシュ・ハレルソンが先発で出場。#25ロビーもスターティングラインアップに入った。開始13秒で大阪が#25ロビーのペイントエリアへのカットインから先制。さらに1分10秒に#14橋本拓哉がドライブから得点を挙げて0-4とした。秋田は1分29秒に#3安藤がミドルシュートを決めて2-4としたが、すぐに大阪の#18相馬卓弥が3Pシュートを決めて2-7とした。大阪は#25ロビーを中心にトラジションの速い攻撃を展開。リバウンドにも積極的に絡んで主導権を握った。4-8とされた後の4分26秒に秋田は#23スティーブンスがアリウープから得点。さらに5分2秒に#3安藤がドライブから得点を決めて8-8とした。しかし、大阪がここから#25ロビーのフェイダウェイから4連続ポイントを挙げて8-16と突き放すことに成功。秋田は8分に#3安藤が3Pシュートを決めたが11-18と7点のリードを許した。
■第2Q 23-7(34-25)
#9白濱の連続ポイントから秋田が反撃。ターンオーバーから得点を重ねて逆転し、9点のリードを奪う
ともにオンザコート1のクォーターで、秋田は#30ラベネルと#55谷口大智でインサイドを構成し、#2水町亮介、#5田口、#9白濱が先発した。大阪は#55ハレルソンと#8久保田遼のインサイドでスタートした。1分7秒に秋田が#9白濱の3Pシュートで先制。さらに1分26秒に#9白濱がスティールからそのまま持ち込んで、今季、自身初のダンクシュートを叩き込んだ。大阪はここでタイムアウトを取り、タイムアウト後に#55ハレルソンが得点。しかし、ディフェンスの強度を高めた秋田は、ターンオーバーを何度も奪いながら攻撃につなげ、#3安藤、#30ラベネル、#11菅澤紀行と3連続ポイントを挙げて22-20と逆転に成功した。4分47秒に大阪の#55ハレルソンに得点を許した後も、#13スコット・モリソン、#55谷口、#30ラベネルと3連続ポイントを挙げて29-22と大阪を突き放した。秋田はその後も、#30ラベネルのフリースロー、#9白濱の3Pシュートで得点を伸ばし34-25と9点のリードを奪って前半を終えた。
■第3Q 13 -11(47-36)
#55谷口が3Pシュートを連続で沈めるなどしてリードを11点に広げて最終クォーターへ
秋田は#13モリソンと#55谷口のインサイドに、#3安藤、#5田口、#9白濱でスタート。大阪は2クォーターと同じく#55ハレルソンと#8久保田のインサイドでスタートした。50秒に大阪が#11綿貫瞬のミドルシュートで先制。秋田は1分36秒に#13モリソンのフリースローで1点を返した。大阪が2分に#18相馬の3Pシュートで35-30としたが、秋田は3分1秒に#55谷口が3Pシュートを入れ返し、さらに#3安藤がドライブから得点を決めて40-30とリードを10点に広げた。秋田が5分30秒に#55谷口の3Pシュートで43-30とすると、大阪は日本人ビッグマンを下げて4ガードに変更。しかし、秋田は#13モリソンを中心に落ち着いて攻撃を組み立てて47-36とリードを11点に広げて、最終クォーターに進んだ。
■第4Q 8-19(55-55)
大阪の#11綿貫が躍動。中盤から得点の止まった秋田が追い付かれてエキストラゲームへ
秋田は1クォーターと同じく#23スティーブンスと#30ラベネル、#3安藤、#5田口、#9白濱でスタートした。大阪が1分8秒に#55ハレルソンの3Pシュートで先制。秋田は1分59秒に#23スティーブンスがオフェンスリバウンドから得点を挙げ、さらに3分21秒に#23スティーブンスがゴール下に飛び込んでダンクシュートを決め51-39とした。リズムを変えたい大阪はここでタイムアウトを選択。大阪は#25ロビーがフリースローを2本決めた後、さらに4分30秒にも#25ロビーがスティールから得点を決めて51-43とし、秋田がタイムアウトを取った。秋田は4分50秒に#5田口が左サイドからミドルシュートを決めて、この試合初得点を挙げて53-43としたが、5分50秒に大阪の#11綿貫が3Pシュートを決めて53-46としてオフィシャルタイムアウトに入った。さらに大阪は6分37秒にも#11綿貫が3Pシュートを決めて53-49とし、再び、秋田がタイムアウトを取った。しかし、秋田はフリーでのオープンシュートなども決めることができず、大阪に8分13秒に得点を許し、さらに残り35秒で大阪の#25ロビーに3Pシュートを決められて53-55と逆転を許した。秋田は残り28秒に#13モリソンのゴール下からの得点で55-55と同点。残り6.3秒で大阪がフリースローを得たが、#25ロビーが2本連続で外し、エキストラゲームへと突入した。
■EX1 12-16(67-71)
大阪の勢いを止めきれず、終盤に突き放されて秋田が敗戦
秋田は1、4クォーターと同じメンバーで臨み、大阪もすでに4ファウルの#55ハレルソンを先発から投入した。18秒に秋田が#3安藤の速攻とバスケットカウントからの得点で3点を先制。しかし、大阪は38秒に#18相馬が3Pシュートを決めたのに続き、#11綿貫のドライブ、さらに1分50秒に#25ロビーが3Pシュートを決めて58-63と突き放した。秋田も2分9秒に#23スティーブンスのフリースローに続いて、#30ラベネルが得点を挙げ62-63とし、大阪に得点を許した後の3分20秒に、#9白濱が3Pシュートを決めて65-65と追い付いた。それでも4クォーターに追い付いて勢いのある大阪は3分43秒に#11綿貫のフリースローから65-67と抜け出すと、残り34秒に#25ロビーがドライブから得点を決めて65-69と突き放すと、秋田はファウルゲームで逆転を狙ったが、点差を縮めることができないまま67-71で敗れた。
■全体
ほぼ、手中にしていたゲームを落とす痛恨の敗戦
1クォーターこそ、大阪の出足と、昨季までのチームメート#25ロビーのスティールなどで攻撃を封じられて11-18とリードを許した秋田だったが、オンザコート1の2、3クォーターは、攻守で大阪を圧倒。47-36と11点をリードして最終クォーターへ進んだが、中盤に大阪の#11綿貫に連続で3Pシュートを許すと、一気に形成が逆転。秋田は新加入の#30ラベネルにボールを集めて突き放そうとしたが、#30ラベネルへのフォローが少なかったこともあって得点を奪えず、逆に一気呵成に畳みかけてきた大阪の攻撃を防ぎ切れずに押し切られて、今季4度目のエキストラゲームに突入した。エキストラゲームでも、大阪の勢いは止まらず、逆に足が動かなくなっていった秋田は終盤以降の競り合いから抜け出されて敗戦。4クォーター開始時では、ほぼ、手中にしていたと思われた勝利を逃す、痛恨の敗戦となった。悔やまれるのは、3クォーターの戦い。#55谷口が大阪の日本人ビッグマン#8久保田を圧倒し、大阪が#8久保田を下げて4ガードで流れを変えてきたところで、秋田も#55谷口をベンチに下げて対応。ここで、#55谷口を残してミスマッチを突き、大阪を仕留めることができなかったことが、1クォーターでも苦戦していた4クォーターのオンザコート2で、巻き返される結果につながったように思えてならない。
■戦評協力:Works Link