【試合結果】1/22(日)vs 大阪エヴェッサ@府民共済SUPERアリーナ
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第17節vs大阪エヴェッサ第2戦は、序盤から秋田のバスケットをすることができず大量リードを詰めていく展開となりました。第3Qで一時追いつきましたが一歩及ばず。2017年最初のアウェイ戦を接戦で2つとも落とす結果になりました。
両日を通して各選手の良い持ち味が出せた場面がありましたので、次回1月28日(土)29日(日)の三遠ネオフェニックスを迎えてのホーム戦は、チームとしての戦い方を確立し、勝ちを狙いにいきたいと思います!
大阪にも多くのブースターの方々にお越しいただき、スポナビやCS放送を通して応援していただいた方もありがとうございました!
来週末はホームゲーム会場で、ぜひ熱いご声援をお願いいたします☆
【試合結果】1/22(日)14:00試合開始 vs 大阪エヴェッサ@大阪府民共済SUPERアリーナ
| 秋田 | 大阪 |
---|---|---|
1Q | 10 | 27 |
2Q | 22 | 12 |
3Q | 23 | 14 |
4Q | 16 | 25 |
| | |
最終 | 71 | 78 |
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
第1Qから大阪に点数を与えてしまって、追いつくのに体力を消耗してしまい、追いついたところでミスが出てしまったり、リバウンドが取れなかった。昨日も言ったが大阪のように控え選手も含め、選手全員をもっとうまく起用するように努力しなければいけないと思っている。細かいミス、単純なミスは減らせると思うので、その点は個人個人にも伝えていきたい。またオンザコート2同士の時間帯のディフェンスがうまくいかなかったので次への課題にしたい。
【戦評】
■第1Q 10-27
オンザコートで不利な秋田が中盤以降に崩れて大量17点のリードを奪われる
秋田ノーザンハピネッツは前日の第1戦で、3クォーター終了時で11点のリードを奪いながらも4クォーターで同点に追い付かれ、突入したエキストラゲームで競り負けて敗戦。今季2度目の連勝を目前で逃す悔しい結果となった。通算成績も8勝23敗となり、東地区の順位でも前日のゲームで勝利した仙台89ERSとレバンガ北海道に上回られて最下位に転落した。大阪エヴェッサは、前日の勝利で連敗を2で止めることに成功。通算成績も17勝14敗とし、プレイオフ圏内にとどまった。秋田は第1戦で、有利に戦うことができたオンザコート1での戦いと、逆に後手に回ったオンザコート2の戦いを、どのように修正していけるかがポイントとなりそうだ。オンザコートは、秋田が第1戦の「2、1、1、2」から変更して「1、2、1、2」。大阪は第1戦と同じ「2、1、1、2」とした。
オンザコート1の秋田は#13スコット・モリソンと#55谷口大智でインサイドを組み、#3安藤誓哉、#5田口成浩、#9白濱僚祐とした。大阪は、#55ジョシュ・ハレルソンと#25リチャード・ロビーに加え、第1戦で18得点と活躍した#11綿貫瞬が先発した。57秒に大阪が#55ハレルソンのミドルシュートで先制。秋田は1分47秒に#13モリソンがゴール下から得点を決め、さらに、#13モリソンのフリースローと、#3安藤の3Pシュートで7-2とした。大阪は2分30秒に#18相馬卓弥のミドルシュートが決めた後、#55ハレルソンが連続で3Pシュートを決めて7-10と逆転。秋田はここでタイムアウトを取って、#30イバン・ラベネルを投入した。しかし、内外とボールを良く動かしながらリズム良く攻める大阪が、そのまま主導権を握って2分30秒の#18相馬のミドルシュートから連続9ポイントを挙げて7-24と一気に突き放した。秋田はその後も#23スティーブンスのフリースローと、#9白濱のミドルシュートでの得点に止まり10-27と17点差を追う展開となった。
■第2Q 22-12(32-39)
秋田が#30ラベネルを中心にじわじわと反撃。7点差まで詰め寄って前半を終える
オンザコート2のクォーターで、秋田は#30ラベネルと#23スティーブンス、#3安藤、#5田口、#16高橋憲一でスタート。大阪は第1戦を欠場した#32エグゼビア・ギブソンが先発した。35秒に秋田が#23スティーブンスのミドルシュートと、フリースローで3点を先制。大阪も1分14秒に#8久保田遼のゴール下からの得点と、#20合田怜の3Pシュートで入れ返し13-32とした。秋田は#16高橋がゲームを作りながら#30ラベネルを中心に攻撃。2分7秒に#30ラベネルがフリースローで2点を加え、さらに、#30ラベネルが一人でボールをゴールまで運んで連続得点を挙げ、4分36秒にも#9白濱がオフェンスリバウンドから得点し19-32とした。オフィシャルタイムアウト後も、秋田はセットオフェンスから丁寧に攻撃を組み立てて、5分17秒に#30ラベネルがミドルシュートを決め、さらに、#5田口、#23スティーブンスと3連続ポイントを挙げて25-34とした。大阪に3Pシュートを決められた後の8分8秒にも#5田口が3Pシュートを入れ返し、その後も#30ラベネルが得点を重ねて32-39と7点差まで詰め寄って前半を終えた。
■第3Q 23-14(55-53)
#55谷口が3Pシュートを次々に沈めて秋田が猛追。#3安藤のミドルシュートで逆転に成功
秋田は1クォーターと同じ#13モリソンと#55谷口、#3安藤、#5田口、#9白濱でスタート。大阪は#55ハレルソンと#8久保田のインサイドで臨んだ。大阪が25秒に#55ハレルソンのドライブで先制。秋田は42秒に#9白濱がミドルシュートを決めて入れ返した。互いに得点を入れ合う展開が続き39-51となった後の3分25秒に#55谷口がこのクォーター2本目の3Pシュートを決め、さらに、4分4秒にも#55谷口が3Pシュートを連続で沈めたのに続き、#3安藤がドライブから切れ込んで得点を決めて47-51とし、大阪がタイムアウトを選択した。タイムアウト後の6分26秒に秋田は#5田口がミドルシュートを決めて49-51とした。大阪は6分50秒に#1今野翔太がミドルシュートを決めたが、#55谷口の活躍から流れをつかんだ秋田は、7分に#55谷口のスリースローから1点を追加し、さらに、#5田口の3Pシュートで追い付き、9分15秒に#3安藤のミドルシュートで55-53と逆転し、最終クォーターへと進んだ。
■第4Q 16-25(71-78)
終盤にシュート精度を欠いた秋田が突き放されて敗戦
秋田は#13モリソンと#23スティーブンスでインサイドを組み、#2水町亮介、#5田口、#16高橋でスタートした。大阪は#32ギブソンと#25ロビーが先発で出場した。54秒に大阪が#14橋本拓哉の3Pシュートで先制。さらに、大阪は#1今野がターンオーバーから速攻を決めて55-58としたところで、秋田はタイムアウトを取った。タイムアウト後の1分25秒に秋田は#5田口が3Pシュートを決めて58-58とし、大阪に得点を許した後に、#30ラベネルのゴール下からの得点で追い付き、さらに#16高橋の3Pシュートで63-60と逆転した。しかし、大阪は4分52秒に#25ロビーがスティールから速攻を決めて1点差とし、さらに、#18相馬が3Pシュートを決めて逆転。#20合田も速攻で続き63-67と秋田を突き放した。秋田は6分54秒に#23スティーブンスがフリースローから1点を加えて64-67としたが、その後はシュートが決まらず、逆に大阪に4連続ポイントを許して64-76と突き放された。秋田は8分47秒に#3安藤がミドルシュートを決め、さらに、#3安藤が3Pシュートを沈めて69-76とし、9分38秒に#5田口がフリースローで2点を加えて71-76まで詰め寄ってファウルゲームに出たが、大阪にフリースローを決められて71-78で敗戦した。
■全体
結果的に響いた1クォーターの大量失点
1クォーターの中盤から大阪のリズムの良い攻撃に翻弄されて17点のリードを許しながら、秋田は2、3クォーターでじわじわと追い上げ、3クォーターの終盤に一度は逆転に成功。しかし、秋田は3クォーターの反撃で#3安藤と、#5田口、#9白濱の日本人中心選手をフル出場させたこともあり、4クォーターではスタートで#3安藤と#9白濱を休ませなければならない状況となって逆転の勢いが続かず、大阪に先行を取られる形となって逃げ切られた。ゲームを振り返ってみると、1クォーターの大量失点が響いた形となったが、第1戦と同じく、大阪がオンザコート2にしたクォーターで上回られたことが勝敗につながった。この大阪戦では、いずれも勝機がある試合で連敗を喫する結果となったが、#3安藤や#9白濱、#55谷口などの日本人選手は、前半戦以上のプレーを見せてチームをけん引。#30ラベネルも、今後、チームとの連携が高まってくれば、さらに活躍が見込まれるだろう。選手が成長し、上位と戦っても決して見劣りしない戦力となってきているだけに、勝利を積み重ねることでチームは進化していけるだろう。そのためにも、これからはチームとしての戦い方を早急に確立して、トーナメント戦を戦っているように、負けることが許されないという、さらに強い気持ちで戦っていく必要があるだろう。
■戦評協力:Works Link