【試合結果】4/11(火)vs レバンガ北海道@北海きたえーる
いつも熱いご声援をありがとうございます。
B.LEAGUE2016-17シーズン第27節vsレバンガ北海道第2戦は、けがで欠場していた白濱選手も復帰し、チームで1勝を掴み取るため戦いましたが、追い上げ届かず、1点差で逃す悔しい結果となりました。平日にも関わらずご声援ありがとうございました。
レギュラーシーズンは残すところ9試合となり、次節は今週末15日(土)16日(日)の仙台戦となります。中3日でアウェー戦が続くことになりますが、B1残留プレーオフをめぐる重要な戦いですので、引き続き秋田ノーザンハピネッツへの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
【試合結果】4/11(火)19:00試合開始 vs レバンガ北海道@北海きたえーる
| 秋田 | 北海道 |
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1Q | 17 | 20 |
2Q | 19 | 21 |
3Q | 15 | 17 |
4Q | 14 | 8 |
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最終 | 65 | 66 |
◆プレイバイプレイ・ボックススコアはこちらからご覧いただけます。
【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
ディフェンスは北海道を66点に抑えて自分たちのペースにできたが、勝負所のプレーが最後に響いた。残り3秒で最後までオフェンスを組み立てられるようなしっかりとした指示が出せなかった。非常に残念に思う。
フリースローの確率が良くなく、とくに残り3分以降のフリースローを落としてしまったこともあるが、最後は自分たちが攻守ともに北海道を下回ったということだと思う。
ずれを作ってモリソン選手にボールを入れる形はうまく機能した。
仙台戦に向け、オフェンスのミス、ターンオーバーを減らし、ディフェンスのコミュニケーションをしっかりやって自分たちのバスケットができるようにしたい。
【戦評】
■第1Q 17-20
秋田が中盤から#3安藤と#17中山の活躍で追い上げるも3点のリードを許す
秋田ノーザンハピネッツは、前日の第1戦でレバンガ北海道に終始ペースを握られながらもクロスゲームに持ち込んだが69-73で惜敗。通算成績を15勝35敗とし、順位は東地区5位、各地区上位2チームを除くワイルドカードでは8位と順位に変動はなかったものの、地区とワイルドカードの順位でひとつ上の北海道とのゲーム差は4ゲームに開いた。北海道は選手交代も含め、攻守で常に先手を取りながら、攻撃では#5ダニエル・ミラーと#13ジョーダン・バチンスキーのインサイドを起点に組み立て、守備では、秋田の#3安藤誓哉などをタイトなマークで苦しめながら、ブレイクにつなげるプランを徹底して秋田を自由にさせなかった。通算成績は19勝31敗で東地区4位、ワイルドカード7位。第1戦の勝利で、勝ち数で並ぶワイルドカード8位の秋田と9位の横浜ビー・コルセアーズに、残り10試合で4勝差としたことで、ワイルドカード9位から12位が進む残留プレーオフ回避に大きく前進した。秋田は第1戦で#13スコット・モリソンがチームハイの20得点を挙げたが、日本人エースの#5田口成浩が3得点に止まるなど、北海道の守備に苦しめられたこともあって内外の連携が上手く構築できなかった。#3安藤が自由に動けない場面での攻撃の組み立てをどう立て直していくのかがポイントとなりそうだ。オンザコートは、両チームともに第1戦と同じ「1、2、1、2」とした。
秋田は#13スコット・モリソン、#55谷口大智、#3安藤誓哉、#5田口成浩に、第1戦の#11菅澤紀行に代えて#17中山拓哉を先発に起用した。北海道は第1戦と同じ、#5ダニエル・ミラー、#23野口大介、#8多嶋朝飛、#11桜井良太、#12西川貴之でスタートした。1分に北海道が#5ミラーのポストプレーからの得点で先制。秋田は1分38秒に#3安藤がスティールからそのまま持ち込んで得点を決めた。第1戦同様に、北海道がタイトなマークを徹底し、秋田が攻撃の糸口をつかめないうちに北海道が積極的にリングに向かう攻撃で主導権を握り、#8多嶋の3Pシュートから3連続ポイントを挙げて2-9とし、試合開始3分29秒で秋田がタイムアウトを取った。タイムアウト後、秋田は#3安藤と#17中山がドライブで切り崩していく形で攻撃を再構築。タイムアウト後の3分50秒に#13モリソンがゴール下から得点を決めたのに続き、#17中山も3Pシュートを決めて7-9とした。さらに、秋田は#3安藤、#13モリソンなどの得点で追い上げ、7分48秒に#5田口の3Pシュートで16-16とした。しかし、北海道もそこから連続得点を決めて17-20と勝ち越し、秋田が3点のリードを許した。
■第2Q 19-21(36-40)
秋田が#13モリソンの投入から反撃するも、終了間際に3Pシュートを決められて5点差とされて前半を終える
秋田は#30イバン・ラベネル、#22レオ・ライオンズ、#3安藤、#5田口、#9白濱僚祐でスタート。北海道は第1戦の2クォーターと同じ#13ジョーダン・バチンスキーと#22ジャマール・ソープのインサイドに、#3牧全、#9折茂武彦、#32松島良豪が先発した。25秒に北海道が#3牧の3Pシュートで先制。さらに、北海道は#32松島の3Pシュート、#9折茂のミドルシュートと3連続ポイントを挙げて17-28と引き離した。秋田は3分9秒に#22ライオンズがポストプレーからのバスケットカウントで3点プレーを決めて20-28としたが、北海道が#9折茂の速攻で得点を決めると、秋田が前半2度目のタイムアウトを取った。秋田はタイムアウトで#13モリソンを投入し、#13モリソンを起点に攻撃を組み立て直した。6分16秒に#22ライオンズがフェイダウェイでのジャンプシュートを決めて24-35とすると、#17中山が3Pシュートで続き、北海道がタイムアウトを取った後も、#13モリソンがフリースローで2点を加えて29-35とした。さらに、秋田は、北海道の#8多嶋に3Pシュートを決められた後、#13モリソンと#5田口で3連続ポイントを挙げて36-38としたが、残り6秒で北海道の#8多嶋が再び3Pシュートを沈めて36-41とし、5点を追う形で前半を終えた。
■第3Q 15-17(51-58)
秋田が#22ライオンズの活躍から追い上げるもリードを7点に広げられて最終クォーターへ
秋田は13モリソンと#11菅澤でインサイドを組み、#3安藤、#5田口、#9白濱でスタート。北海道は1クォーターと同じ、#5ミラーと#23野口のインサイドに、#8多嶋、#11桜井、#12西川が先発した。17秒に北海道が#23野口のフリースローで1点を先制。さらに、#8多嶋のフリースローで1点を加えた後、#23野口がミドルシュートを決めて36-45とした。秋田は3分36秒に#3安藤のフリースローで1点を返し、北海道のタイムアウトから#22ライオンズを投入。北海道が#12西川の3Pシュートを決めた後、秋田は#22ライオンズがドライブからの得点とバスケットカウントでの3点プレーを成功させて40-48とし、さらに、#22ライオンズのオフェンスリバウンドからの得点とフリースロー2本で4連続ポイントを挙げて44-48とした。しかし、北海道も#11桜井の3Pシュートで44-51とすると、秋田がフリースローで2点を加えた後に、#22ソープと#23野口が連続得点を決めて46-56とし、秋田がタイムアウトを取った。タイムアウト後、秋田は#5田口がドライブからのバスケットカウントで3点プレーを決め、#13モリソンもダンクシュートで続いて51-56としたが、北海道もフリースローで2点を加え51-58とし、秋田は7点差を追って最終クォーターへ進んだ。
■第4Q 14-8(65-66)
秋田が#3安藤の3Pシュートなどで北海道に並び掛けるも1点差で惜敗
秋田は#13モリソンと#30ラベネルのインサイドに、#2水町、#5田口、#9白濱が先発。北海道は#5ミラー、#13バチンスキー、#8多嶋、#3牧、#9折茂でスタートした。22秒に秋田が#9白濱の3Pシュートで先制。北海道が#13バチンスキーのゴール下からの得点で入れ返した後、秋田は#5田口が連続得点を挙げて57-60とした。北海道がフリースローで2点を加えた後、秋田は#13モリソンと#3安藤が連続得点を決めて61-62とし、そのままオフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後、北海道は#22ソープと#5ミラーが連続得点を決めて61-65と引き離すことに成功。しかし、秋田も残り1分40秒で#3安藤が3Pシュートを決めて64-66とし、残り27秒で#22ライオンズがフリースローを得たが1本の成功に止まって、そのまま65-66と1点差で惜敗した。
■全体
果敢な戦いを見せた秋田。勝負どころでのフリースローの成否が勝敗を分ける
前日の第1戦を落としたことで、この日の第2戦では北海道とのゲーム差を戻し、残留争いから一歩抜け出すためにも勝利を是が非でもつかみたかった秋田だったが、追い上げも届かず1点差で敗れて連敗を喫した。試合は第1戦同様に、北海道がタイトなディフェンスから主導権を握って先行。しかし、秋田も#13モリソンを軸に攻撃を組み立て、#3安藤や#17中山なども積極的にインサイドを突きながら流れを引き戻すプレーを展開。3クォーターでは、これまでオンザコート2での出場が多かった#22ライオンズを途中から投入してリズムを引き寄せるなど、ベンチワークも含めて果敢な戦いを見せたが、勝負どころでのフリースローの成否が勝敗を分ける形となって、秋田は第1戦に続いて接戦を落とした。この結果、レギュラーシーズン残り9試合となる中で、北海道とは5ゲーム差となり、残留プレーオフを巡る戦いは、ワイルドカード8位の秋田、9位の横浜、10位の富山グラウジーズ、11位の滋賀レイクスターズ、12位の仙台89ERSの5チームに、ほぼ、絞られた。秋田は#22ライオンズが加入した3月以降、勝率を上げてワイルドカード8位に浮上したが、9位の横浜とは勝敗で並び、12位の仙台とも、わずか2ゲーム差という激戦となっている。秋田は現状のアドバンテージを守り、残留を勝ち取るためにも、次節の仙台戦も含め、ひとつでも多くの勝利をつかみとって、下位4チームにプレッシャーを掛けていくしかない。
■戦評協力:Works Link