いつも熱いご声援をありがとうございます。

B.LEAGUE2016-17シーズン第29節vs栃木ブレックス第1戦、出だしから良い形で入り、攻守ともにハードにプレーしたものの、強敵栃木に及ばず。しかし全員が必死でボールを追いかける気持ちとプレーを見せ、第２クォーターで開いた点差を後半、一時は1点差まで詰める場面もあり、明日につながる戦いになりました。

明日も"聖地"県立体育館で勝ちを狙いにいきますので、ぜひみなさま会場での熱いブーストをよろしくお願いいたします！
会場に来られない方も全国からのご声援よろしくお願いいたします！　Together we Can！
 

【試合結果】4/22（土）14：00試合開始 vs 栃木ブレックス＠秋田県立体育館

◆プレイバイプレイ・ボックススコアはこちらからご覧いただけます。
 

【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
今日は第２クォーターの内容が結果に響いてしまった。ファウルをもらえなかったのはアグレッシブなオフェンスが足りなかったということだと思う。明日はディフェンスからいいリズムを作って速い展開で攻め続けたい。明日勝つためにディフェンスとリバウンドをしっかりやることがさらに重要になるので、切り替えて勝ちにいくつもりだ。

【戦評】
■第1Q 17-13
#17中山の自陣からのブザービーターも決まり秋田が4点を先行
秋田ノーザンハピネッツは、前節で仙台89ERSに66-48、79-60で連勝。通算成績を17勝36敗とし、順位では東地区5位、各地区上位2チームを除いたワイルドカードで8位を守り、残留プレーオフ圏内からの回避を維持。前節まで、勝敗数で並んでいたワイルドカード10位の横浜ビー・コルセアーズと、横浜に代わってワイルドカード9位に浮上した富山グラウジーズとのゲーム差を2ゲーム差に広げることに成功した。仙台戦の第1戦では#13スコット・モリソンが15得点。第2戦では#22レオ・ライオンズが23得点と活躍。集中したディフェンスから速攻につなげながら、チーム全体の連携も高まっている。栃木は前節のレバンガ北海道戦で1勝1敗としながらも、通算成績は42勝11敗で東地区首位。地区優勝までのマジックは3と、今節で地区優勝を決める可能性もある。今季の対戦では秋田の1勝3敗。秋田は#22ライオンズが加入した3月以降で6勝6敗と勝率を高めていることから、秋田に#22ライオンズが加入してから初めての対戦となる今節の戦いで、秋田がどのような戦いができるのかに注目が集まる。オンザコートは、両チームともに第1戦と同じ「1、2、1、2」とした。

秋田は#13スコット・モリソン、#55谷口大智、#3安藤誓哉、#5田口成浩、#9白濱僚祐のラインアップ。栃木は#32ライアン・ロシター、#10竹内公輔、#0田臥勇太、#9遠藤祐亮、#25古川孝敏が先発した。1分55秒に秋田が#13モリソンのゴール下からの得点で先制。秋田は、ディフェンスで集中しながら、攻撃でもボールを動かしてやや優勢に試合を進め、2分44秒に#55谷口がドライブから得点を決め、さらに、3分23秒にも#55谷口が3Pシュートを決めて7-0とし、栃木がタイムアウトを取った。タイムアウト後、栃木が#9遠藤のミドルシュートとバスケットカウントで7-3としたが、秋田も#13モリソンが入れ返して9-3とした。ここから栃木が、やや攻撃のリズムを取り戻し、#13渡邉裕規の3Pシュートから、#9遠藤、#4ジェフ・ギブスと3連続ポイントを挙げて逆転。しかし、秋田も8 分54秒に#13モリソンが#5田口との連携からダンクシュートを決めたのに続き、#5田口が3Pシュートを決めて14-11とした。栃木がフリースローで2点を加えた後、秋田は残り2秒からの攻撃で#17中山拓哉が自陣からのブザービーターを決めて17-13と4点を先行した

■第2Q 26-18(41-33)
秋田が中盤に4連続ポイントを許し、8点をリードされて前半を終える
秋田は#30イバン・ラベネルと#22ライオンズでインサイドを組み、ポイントガードに#17中山を起用して、#11菅澤紀行と#16高橋憲一でスタート。栃木は#32ロシターと#4ギブスに、#0田臥、#25古川、#27熊谷尚也が先発した。1分33秒に栃木が#25古川のゴール下からの得点で先制。さらに、栃木はフリースローと#0田臥の速攻で3連続ポイントを挙げて17-18とリードを奪った。ここでタイムアウトを取った秋田は、タイムアウト後に#5田口がゴール下に入って得点を挙げ、#16高橋も3Pシュートを決めて22-18とした。
しかし、この後、栃木が#25古川のミドルシュートから4連続ポイントを挙げて22-27とした。秋田は4分28秒に#5田口が3Pシュートを決めて25-27としたものの、ここから栃木に2本の3Pシュートを含む3連続ポイントを許して25-35とされた。秋田は#22ライオンズや#13モリソンが得点を決めたものの、栃木にフリースローから得点を加えられ32-40
と8点のリードを許して前半を終えた。

■第3Q 13-13（54-46）
秋田が#22ライオンズなどの4連続ポイントで追い上げ、6点差を追って最終クォーターへ
秋田、栃木ともに1クォーターと同じメンバーで臨んだ。秋田は13モリソンと#55谷口に、#3安藤、#5田口、#9白濱が先発。栃木は#32ロシター、#10竹内、#0田臥、#9遠藤、#25古川が先発した。23秒に栃木が#9遠藤のミドルシュートで先制。秋田は50秒に#3安藤がドライブから得点を入れ返した。栃木の#9遠藤がミドルシュートを再度、決めた後、秋田は1分36秒に#55谷口がミドルシュートを決め、#3安藤も速攻で続き38-44とした。この後、秋田は#3安藤のフリースローや#5田口の3Pシュートで得点を決めたものの、栃木の#32ロシターや＃10竹内に得点を許して43-53とされた。しかし、秋田は6分50秒に#22ライオンズがドライブから得点を加えたのに続き、#17中山のフリースロー、#22ライオンズのゴール下からの得点に、フリースローと4連続ポイントを奪って51-53と一気に詰め寄り、9分4秒に#17中山が再びフリースロー2本を決めて53-54と1点差に迫ったが、栃木に2連続得点を許して53-59と6点差を追う形で最終クォーターへ進んだ。

■第4Q 25-14（79-60）
秋田が#22ライオンズの得点などで詰め寄るも、栃木の勝負強さに振り切られる
秋田は#30ラベネルと#22ライオンズのインサイドに、#3安藤、#5田口、#16高橋が先発。栃木は#32ロシターと#4ギブスに、#0田臥、#11須田侑太郎、#27熊谷が先発した。秋田が15秒に#22ライオンズのゴール下に飛び込むプレーで先制。栃木も30秒に#11須田がカットインで入れ返した。秋田は#22ライオンズのインサイドのプレーで得点を重ね、3分51秒に#3安藤がドライブから得点を決めて61-67とした。さらに、フリースローで1点を許した後に、秋田は#22ライオンズがオフェンスリバウンドからの得点と、フェイダウェイからのミドルシュートで65-68と3点差に詰め寄ってオフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後、栃木は#32ロシターの得点に続き、#13渡邉裕規が3Pシュートを決めて65-73と引き離した。秋田は6分50秒に#5田口が3Pシュートを決めて68-73としたが、栃木の#9遠藤や#25古川に3Pシュートを決められて点差を縮められず、#3安藤や#22ライオンズ、#5田口が得点を加えたものの76-85で敗戦した。

■全体
栃木を相手にひるむことなく戦った秋田。第2戦につながる内容を示す
東地区首位の栃木に対し、秋田は集中したディフェンスと組織的な攻撃で1クォーターを17-13と先行。2クォーターこそインサイドの力強さから栃木にアドバンテージを奪われて逆転を許したが、3クォーターもひるむことなく積極的に攻撃を仕掛けて栃木のファウルトラブルを誘いながら6点差に詰め寄り、4クォーターも終盤まで勝敗が分からない展開まで持ち込んだが、栃木の#13渡邉や#9遠藤、さらには#25古川に勝負どころで外角シュートをきっちりと決められて逃げ切られた。最後は栃木の勝負強さに屈したものの、秋田も2クォーターを除けば、攻守でしっかりと渡り合った。特に#5田口はディフェンスでのプレッシャーに加え、攻撃でも3Pシュートだけでなく、ゲームコントロールにも関わりながら、インサイドにも積極的に飛び込むプレーを見せるなどして、チームを力強くけん引した。#22ライオンズもこの試合ではペイントエリアを中心に戦いながらも両チーム最多となる23得点をマーク。栃木を相手にも、攻撃の核として機能することを証明した。さらに、チーム全員が闘志を持って、最後の最後まで勝利をつかもうと挑んだ第1戦の戦いは、あすの第2戦にもつながる内容を示した。

■観客数：2,721人

■戦評協力：Works Link