いつも熱いご声援をありがとうございます。

B.LEAGUE2016-17シーズン第32節vsアルバルク東京第1戦。先に行われていた滋賀レイクスターズの試合結果を受け、B1残留プレーオフへの出場が決定した中でもチームはホームを守るために一丸となって戦いましたが、あと一歩届きませんでした。本日は3,476名にご来場いただき、熱いご声援でチームを支えてくださり、どうもありがとうございました。
明日はついにレギュラーシーズンのホーム最終戦。昨年10月の今季ホーム開幕戦と同じアルバルク東京を相手に、最後にホームで勝利を飾るため全力で戦いますので、チームの後押しをどうぞお願いいたします。

【試合結果】5/6（土）18：00試合開始vs アルバルク東京＠CNAアリーナ☆あきた（秋田市立体育館）

◆プレイバイプレイ・ボックススコア・ハイライト動画はこちらからご覧いただけます。
 

【長谷川ヘッドコーチ試合後コメント】
今日は試合前にB1残留プレーオフへの出場が決まってしまった状況で試合に臨むことになったが、選手たちは気持ちを強く持って入ってくれた。誰も負けるつもりはないし、40分間あきらめずに戦う気持ち、やってやろうという気持ちで臨んでくれた。
田口選手が万全でなかった上、試合中にライオンズ選手が体調不良を訴えたため出場を控えたが、大きな得点源の2人を欠いても、選手ひとりひとりが役割を果たしてくれた。大事なところでのミスやオフェンスリバウンドを取れなかったことが最後の点差につながった一因ではあるが、全員がよくやってくれたし、よくつなげてくれたと思う。
明日はそれぞれが持っている力を100％出し、来週のプレーオフにつながるゲームをして勝ちたい。

【戦評】
■第1Q 20-17
秋田が中盤の4連続得点で逆転し、3点を先行
秋田ノーザンハピネッツは、前節の千葉ジェッツ戦で終了間際まで勝負がもつれ込むクロスゲームを展開したが、残り1分を切ったところで勝ち越されて76-79で惜敗。通算成績は18勝40敗となり、順位は東地区5位、各地区上位2チームを除いたワイルドカードでは9位と変動はなかったが、残留プレーオフ圏内を脱するワイルドカード8位の滋賀レイクスターズとのゲーム差は1ゲーム差に開いた。秋田と滋賀の直接対決で滋賀が得失点差で上回っているため、秋田が今節の最終節で滋賀を逆転するためには、秋田が連勝した上で滋賀が連敗した場合に限られていたが、秋田の試合前に、滋賀がシーホース三河に勝利したことで、秋田の残留プレーオフ出場が確定した。東京は前節、東地区首位の栃木ブレックスに76-79で敗れ、通算成績は42勝16敗で東地区2位。すでに、チャンピオンシップの出場は確定しているが、東地区3位の千葉と勝敗で並んでおり、チャンピオンシップ初戦のホーム開催を巡り激しく争っている。今季の両チームの対戦は秋田の2勝4敗となっている。秋田は試合を前に残留プレーオフに進むことが確定したが、残留プレーオフを勝ち抜くためにも、レギュラーシーズン最終節となった今節で、しっかりとした内容で締めくくることで、残留プレーオフにつなげていきたい。オンザコートは両チームともに「1、2、1、2」とした。

秋田は#13スコット・モリソン、#55谷口大智、#3安藤誓哉、#5田口成浩に、#17中山拓哉を先発で起用。東京は＃15竹内譲次をセンターに置いて、＃10ザック・バランスキーとインサイドを構成し、＃2ディアンテ・ギャレット、＃3正中岳城、＃24田中大貴でスタートした。43秒に東京はが＃2ギャレットのドライブから先制。秋田は57秒に＃13モリソンが＃3安藤のパスからダンクを決めた。東京の＃24田中が得点した後、秋田は＃13モリソンがオフェンスリバウンドから得点を決めたのに続き、＃3安藤がドライブから追加点を挙げて6-2とした。東京は、ここから＃2ギャレットを中心に速い仕掛けから得点を重ね8-14と逆転。しかし、秋田も4分32秒の＃13モリソンのフリースローから、＃55谷口の3Pシュート、＃3安藤の3Pシュート、さらに、＃17中山がドライブで続き、4連続ポイントを決めて17-14と再逆転に成功。その後も秋田は＃55谷口が3Pシュートを決めて20-17と3点を先行して1クォーターを終えた。

■第2Q 23-27(43-44)
秋田が終盤に東京に連続得点を許し、1点リードされて前半を終える
秋田は#30イバン・ラベネルと#22レオ・ライオンズのインサイドに、＃3安藤、#11菅澤紀行、#18藤江建典でスタート。東京は＃23ジェフ・エアーズと＃15竹内に、＃2ギャレット、＃13菊地祥平、＃16松井啓十郎で臨んだ。16秒に秋田が＃22ライオンズのミドルシュートで先制。さらに、秋田は＃11菅澤が3Pシュートを決めて25-17とリードを広げた。しかし、東京も＃15竹内と＃23エアーズの連続得点で入れ返すなど、得点を奪い合う展開となった。秋田は＃17中山がミドルシュートやフリースローから得点を重ね、5分に＃16高橋憲一が3Pシュートを決めて34-28とし、オフィシャルタイムアウトに入った。タイムアウト後も、秋田はゾーンディフェンスで東京に対抗しながら、＃13モリソンの連続得点などでリードを守っていたが、＃2ギャレットの得点などで追い上げられ、残り25秒から＃24田中の3Pシュートと、＃7正中に速攻を決められて43-44と逆転を許して前半を終えた。

■第3Q 17-16（60-60）
秋田が＃30ラベネルの得点で追い付き最終クォーターへ
秋田、東京ともに第1クォーターと同じラインアップ。秋田は#13モリソンと#55谷口に、#3安藤、#5田口、#17 中山でスタート。東京は＃15竹内と＃10バランスキー、＃2ギャレット、＃7正中、＃24田中が先発した。18秒に東京が＃10バランスキーのゴール下からの得点で先制。秋田も37秒に＃17中山が3Pシュートを決め返した。その後、秋田が先行しながら得点を取り合う展開となり、51-51から秋田は＃16高橋がフローターシュートを決め、＃18藤江もジャンプシュートで続き55-51とした。しかし、東京も＃13菊地と＃24田中の得点ですぐに追い付いた。秋田が＃11菅澤のフリースローで2点を加えたものの、東京が＃24田中の3Pシュートで逆転。しかし、秋田も＃30ラベネルのオフェンスリバウンドからの得点とフリースローで追い付き60-60で最終クォーターに進んだ。

■第4Q 21-16（79-75）
秋田が終盤の連続得点で逆転され3点差で惜敗
秋田は＃13モリソンと#30ラベネルのインサイドに、#3安藤、#11菅澤、＃16高橋でスタート。東京はは＃44トレント・プレイステッドと＃15竹内に、＃2ギャレット、＃13菊地、＃16松井で臨んだ。20秒に秋田が＃3安藤の3Pシュートで先制。東京も2分2秒に＃2ギャレットのドライブからの得点で入れ返した。秋田は＃13モリソンのフリースローで1点を加えたが、連続でスティールからの速攻を許して64-67とされた。タイムアウトを取った秋田は、タイムアウト後に、＃13モリソンがポストプレーからの得点とバスケットカウントによる3点プレーを決め、＃3安藤もミドルシュートで続き、69-67とした。さらに、秋田は、東京の＃2ギャレットに3Pシュートを決められた後も、＃13モリソンのダンクシュートと、＃30ラベネルのゴール下からの得点で73-70とし、＃16高橋の3Pシュートや＃30ラベネルのピックアンドロールからの得点で78―74とした。しかし、東京は8分5秒に＃7正中が3Pシュートを決めたのに続いて、＃2ギャレットが速攻から得点を決めて逆転。さらに、＃23エアーズがミドルシュートを決めて78-81とした。秋田も9分23秒に＃13モリソンがゴール下から得点を決めて80-81としたが、9分46秒に東京の＃23エアーズに再び、ミドルシュートを決められて80-83で惜敗した。 

■全体
残留プレーオフが決まった秋田。気持ちを切らさずに戦い切る
試合前に、残留プレーオフに進むことが決まった秋田だったが、気持ちを切らさずに戦い、東地区2位の東京を相手にクロスゲームを演じたが、最後は東京にきっちりと得点を決められて振り切られた。ティップオフから秋田の＃3安藤が自身も積極的にリングへと向かう強気なゲームコントロールを見せたことで、秋田の士気を奮い立たせ、チームに勝利を求める姿勢を伝えた。さらに、＃17中山や＃11菅澤、＃16高橋などのベンチメンバーの積極的なプレーが、秋田の戦いを支え、東京を追い詰める原動力となった。勝利を逃した秋田だが、最後まで気持ちを切らさずに戦い切ったことは評価できるだろう。あすの第2戦はレギュラーシーズンの最終試合。残留プレーオフを控えた状況で、チームとして、いかに戦っていくのかが問われる試合となる。

■観客数：3,476人

■戦評協力：Works Link