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【連載2回目】城東スポーツ整形クリニックpresents【ORAHOのアスリート飯】

【連載第2回】食からはじまる、栄養と体づくり ORAHOのアスリート飯


いつも熱いご声援ありがとうございます。

秋田ノーザンハピネッツでは、未来を担う育ちざかりの10代アスリートに向けて(もちろん成人の方々も!)おすすめのメニューを紹介する連載「ORAHOのアスリート飯」を開始します!
連載にあたり城東スポーツ整形クリニック様にご協力いただき、季節や旬に応じた食材の栄養価なども紹介。また、紹介するメニューは、秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”にも登場予定です。
学生アスリートはもちろん、ご飯を作られる保護者のみなさんもぜひ、御覧ください。

第1回目 キーマカレーはこちら
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16353

監修・記事:長嶋智子(JSPO公認スポーツ栄養士)
レシピ紹介:秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”管理栄養士 菊地景子


第2回 鶏のクリーム煮

肉や野菜などの具材をホワイトソースで煮込んだ「クリーム煮」。まろやかな口当たりで体をポカポカと温めてくれます。寒い季節にぴったりのメニューです。
おすすめポイント
骨の健康を保つために重要な栄養素が摂れる料理です。骨はスポーツ選手にとって競技力に関わる重要な身体要素です。鶏のクリーム煮には吸収の良いカルシウム補給源である牛乳、骨の質を高めるコラーゲンの材料となるたんぱく質の補給源である鶏肉、骨へのカルシウム取り込み促進やカルシウムの尿中への排泄抑制、骨の破壊予防となるビタミンKの補給源であるブロッコリーなどが食材料として使われています。
※骨の栄養にはビタミンDも重要です。前後の食事でお魚をぜひ召し上がってください。
鶏のクリーム煮の栄養
鶏のクリーム煮には鶏肉やきのこ、数種類の野菜が入っていますが、今回は鶏肉、じゃがいも、ブロッコリーに注目します。
【鶏肉】皮以外は脂質が少ないことが特徴で、高たんぱく質であり、スポーツ選手やダイエット中の方も安心して食べられる食品です。たんぱく質は筋肉の主材料です。不足すると筋肉量の減少につながります。エネルギー源のグリコーゲンは筋肉に蓄えられるため、筋肉量の減少はエネルギー貯蔵量の減少、エネルギー不足につながります。高たんぱくな鶏肉はスポーツ選手の体づくりに、ぜひ食べたい食材料です。また、鶏肉は牛肉や豚肉に比べ、ビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは、目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つために重要なビタミンです。また、体の成長を促し、細胞の増殖と分化を調整したり、免疫力を高める働きをします。スポーツ選手のコンディショニングの面からもおすすめの食材料です。
【じゃがいも】じゃがいもはごはんやめん類などの主食と並んで、エネルギー源となる炭水化物が豊富な食品です。じゃがいもの主成分であるでんぷんは消化が早く、運動に必要なエネルギーとしてすぐに利用できます。また、じゃがいもにはビタミンCが含まれています。ビタミンCはコラーゲンの合成を助けたり、腸管からの鉄の吸収を高めたり、抗酸化作用など、スポーツ選手の貧血や疲労、炎症やけがの予防に重要な栄養素と言えます。ビタミンCは加熱で壊れやすい栄養素ですが、じゃがいもに含まれるビタミンCは加熱による損失が少なく、その分しっかり摂取できます。ビタミンCは一度にたくさん摂っても体内に蓄積されず、体外に排出されてしまいます。ビタミンCの効果を持続させるためには、毎食の食事に欠かさず補給することが大切です。ビタミンCは動物性食品にはほとんど含まれず、野菜や果物、一部の芋類が補給源です。偏ることなく、多種類の食品で摂りましょう。
【ブロッコリー】国内で収穫時期をずらしながら、各地で栽培され、安定した流通があるため、1年中いただける野菜ですが、最も美味しい旬の時期は11月から3月と言われています。ブロッコリーは非常に栄養価の高い食材料として知られています。特に豊富なビタミンがビタミンA、葉酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンKです。ビタミンEの抗酸化作用によって身体にある不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、細胞膜を健康に保つ役割があります。それだけではなく、血液中の赤血球が壊れないように守り、コレステロール値の正常化にも効果があるとされています。葉酸は赤血球の形成やたんぱく質の代謝に関与し、貧血の改善のためにも重要な栄養素です。

参考文献.
新・野菜の便利帳健康編.高橋書店
ヒューマン・ニュートリション.医歯薬出版株式会社
いちばん詳しくて、わかりやすい!栄養の教科書.新星出版社
おいしく健康をつくるあたらしい栄養学.高橋書店
パフォーマンスを高めるためのアスリートの栄養学.ナツメ社


鶏のクリーム煮 ※1人分

 

<材料>
材料(一人分)
・鶏もも肉 80g~100g
 【鶏もも肉下準備用】・塩(肉の約3%)0.3g ・胡椒少々 ・小麦粉 5g 
・牛乳 50cc
・水 150cc~200ccほど
・胡椒 少々
・玉ねぎ 50g
・じゃがいも 60g
・人参 30g
・ブロッコリー 30g
・しめじ 15g もしくは 生椎茸 15g
・カリフラワー 20g
・サラダ油 3g
・バター 10g
・白ワイン 15g
・コンソメ顆粒 1g
・鶏ガラ顆粒 2g

(下準備)
A:鶏もも肉の皮を取り除き、一口大に切り、【鶏もも肉下準備用】の塩・胡椒、小麦粉小匙1程ふってもみこむ。
B:じゃがいも・人参(じゃがいもよりやや小さめ)・玉ねぎを角切りする。しめじは石づきを切り落とし手で裂いて分ける。
C:カリフラワー・ブロッコリーは小房に分けて水でよく洗い、硬めにゆでる(電子レンジでも良い)。茹で上がったら水にはとらずにおいておく。
(調理)
①煮込む鍋にサラダ油・バターを入れてAの鶏肉を焦げ付かないようにやや弱火で焼き付ける。
②肉を取り出し、玉ねぎをしんなりするまで炒め、Bのじゃがいも・人参・椎茸と順に加えて炒める。
③油が野菜に回ったところに小麦粉を加え、焦がさない程度によく炒める。
④白ワインを加えかき混ぜ、Aの肉を戻しいれる。鍋に水を加えて煮込む。
 (最初はやや強火、煮立ちアクをとったら弱火)
⑤焦げつかないように時々かき混ぜながら、肉と野菜に火が通り柔らかくなるまで煮込む(10~15分程度)。
⑥牛乳を加え、煮立てないようにやさしくかき混ぜる。牛乳は塩味に敏感なため、塩・胡椒を少なめにいれて味を調える。
⑦Cのカリフラワー・ブロッコリーを加え、3~4分ほどやさしくかき混ぜれば出来上がり。

ポイント:鶏肉以外にも、ブロッコリーや人参、じゃかいも、椎茸など野菜もいっぱい加えて具だくさんに。

○秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”でも2022年1月22日(土)登場予定です!
詳しくはHP(TwitterとInstagramのウォールがあります)をチェックしてください。

第1回目 キーマカレーはこちら
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16353

城東スポーツ整形クリニック https://joto-sports.com/