【SDGsパートナーインタビューVol.1】東電化工業株式会社様
いつも熱く温かいご声援をありがとうございます。
秋田ノーザンハピネッツでは、2021-22シーズンより、SDGs活動の一環としてパートナー企業の皆様とさまざまな活動を実施しています。
今後も県民球団として秋田県に貢献できるよう、そして子どもたちの未来を明るくするために、企業とタッグを組んでSDGs達成に向けて様々な活動を実施していきます。
今回は、SDGsに積極的に取り組まれているパートナー企業のご紹介をします。
第一回目は大仙市協和に本社を構える「東電化工業株式会社」の若泉社長と佐藤様にお話をお聞きしました!
東電化工業株式会社 若泉 裕明社長
未来の子どもたちに対して責任を持ちたい
ーSDGsに取り組んだきっかけを教えてください。
若泉社長:出身が東京で、秋田にきて18年になります。そもそも東電化工業は「めっき屋」です。お客様のニーズに合わせて様々なめっき処理をしている会社です。創業は東京ですが、先々代が秋田県の誘致で昭和58年から工場の創業を開始して現在に至ります。
若い頃は、自然豊かな地方より、都圏や海外のキラキラしている方が好きでした。しかし、移住して10年ぐらいたった頃に本業が落ち着き、ふと我に帰ると、秋田はとても素敵な街だと感じるようなりました。
秋田といえば、少子高齢化や自殺率の高さなど秋田のネガティブな話題を自虐的に話す方もお見かけします。私の様に外から秋田に来てみると、ネガティブな要素よりももっと素敵な魅力がたくさんあります。農産物や豊かな自然など、秋田の魅力を次の世代に繋げたいという想いが根底にあります。もっと端的に表現すると自分の子供が大人になった世の中に責任を持ちたいと思っています。それが、結果的にSDGsに取り組むきっかけになっていると思います。
横断的に集められた「未来プロジェクト」チーム
ー会社内でのSDGsの活動について教えてください。
若泉社長:2019年10月に社内に「未来プロジェクト」というチームを発足させました。メンバーは社内の部署を横断した7人。最初は問題意識を持って取り組める人材を指名しました。そのメンバーで会社の年表と30年後の予想図を作成し、会社のいいところ・文化などを書き出すところからスタートしました。そして、5年後の会社のあるべき姿について目標を立て、目標を達成するために遡って順番に目標や活動内容を決めていきました。
「未来プロジェクト」の活動が2年目のときにISO14001(環境)とSDGsを結びつけることを行い、今の活動につながっています。
佐藤さん:最初、社長に指名された時、とても面白そうだなというのが第一印象でした。別に大上段に構えて特別なことをするわけではありません。会社や未来が少しず良くなっていくことをコツコツやっていくイメージです。そこでチームの中でも何かできないかと調べた結果、ペットボトルキャップ回収が世界の子どもたちのワクチンに役立つことがわかりました。その活動が今シーズンの秋田ノーザンハピネッツさんとのパートナーシップでブーストがかかりましたね(笑)。
社内の「未来プロジェクト」のチームメンバーで、ペットボトルキャップ回収の窓口も担う管理部の佐藤さん。取材当日は不在でしたが、営業部の門松さんと一緒に精力的に活動しています。
秋田ノーザンハピネッツとのSDGsの取り組みに関して
ー秋田ノーザンハピネッツとのSDGsパートナーとして活動してみて
若泉社長:SDGsに関しては県内でも先行している方だなと自負していますが、その中で課題を感じていたのが、活動している事に関しての発信力です。社内の取り組みはHPで発信していますが、もっと活動を横展開できないかと。(※下記リンクは東電化工業様のSDGs活動のリンクです。)
https://azumadenka.co.jp/company/kankyo/
そこで、秋田県で高い認知度を誇る秋田ノーザンハピネッツさんと取り組みができないかと考えました。弊社では、以前よりペットボトルキャップの回収を行っていました。その売却益が世界の子供たちのワクチンの原資となるからです。そこで、秋田ノーザンハピネッツさんのホームゲーム会場内での回収や、弊社でのペットボトルキャップの回収受け入れを行っている事を発信できないかと考えたのです。特にホームゲーム会場で回収することは、県民の皆さんへの意識付けになるのではと考えました。
佐藤さん:反応はすぐありました! 社長が10月に秋田ノーザンハピネッツさんとSDGsパートナーの会見を行って、ペットボトルキャップ回収の意義をお伝えしたところ、翌日から多くの法人・個人からペットボトルキャップについて問い合わせや、持ち込み相談がありました。例えば秋田県内の法人の方が「通常は他方の取引先に送っていたが、こちらで役立てて欲しい!」と3トンものキャップを持ってきてくれたり、公共団体や学校からも問い合わせがありました。現在、55件の問い合わせと45件の持ち込みを行ってもらっています。本当に多くの反響があり、驚いています。
若泉社長:秋田ノーザンハピネッツさんとSDGsを取り組んだ理由は、自分たちも良い意味で退路を断って(笑)、絶対にSDGsに取り組まないといけない環境をつくりたかったから。そうして自分たちを鼓舞していきたかったからです。また、多くの問い合わせを頂いて、実は隠れSDGsパートナーがたくさんいるということに気がつきました。SDGsはきっかけを作ればみんなができる活動だと思っています。きっかけさえあれば、同じ意志で賛同してくれる方々が秋田県にはたくさんいらっしゃいます。今後も未来を担う子どもたちに胸を張れるように活動を続けたいですね。
東電化工業株式会社 若泉社長・佐藤様、ありがとうございました!
秋田ノーザンハピネッツでは今後もSDGs活動に積極的に取り組むパートナー企業を紹介していきます。
秋田県内の子どもたちの成長のために皆さまのご協力のほど、よろしくお願いいたします。
社名 東電化工業 株式会社
設立 1999年 6月30日
住所
<本社> 秋田県大仙市協和船岡字善知鳥14番地1
<船岡工場> 秋田県大仙市協和船岡字上中野126番地1
従業員数
99名(男子70名 女子29名) 2021年06月現在
加工内容
各種表面処理 / 印刷加工
2021年10月 秋田県庁記者会見場で記者からの質疑応答に臨む若泉社長。
開幕節の茨城ロボッツ戦の2日間だけで、90Lのビニール袋の半分 45L=7.5kgほどのペットボトルキャップが回収できた。
2022年2月1日時点での秋田ノーザンハピネッツホームゲーム会場での回収量は131kgにのぼる。
リンク
SDGs達成に向けた新たな取り組み「エコキャップ運動」の記者会見の模様
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16260
秋田ノーザンハピネッツ・ホームゲーム会場でのペットボトルキャップ回収の概要
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16328
ペットボトルキャップ回収の直接受け入れ先
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《お問い合わせ先》
東電化工業株式会社
管理部事業推進室 佐藤由華さま
TEL:018-892-3411
住所(送り先):〒019-2401秋田県大仙市協和船岡字善知鳥14番地1
対応可能日時:月~金(祝日除く)の9:00~17:00
※ペットボトルキャップのみに限ります。袋に入れてから段ボール等で発送してください。
※直接持参の場合は、必ず事前にお電話をいただけますようお願いいたします。
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秋田ノーザンハピネッツ SDGsパートナー