MENU

秋田ノーザンハピネッツ

AKITA NORTHERN
HAPPINETS

MENU
NEWS

NEWS

HOME > ニュース > 【連載3回目】城東スポーツ整形クリニックpresents【ORAHOのアスリート飯】

【連載3回目】城東スポーツ整形クリニックpresents【ORAHOのアスリート飯】

【連載第3回】食からはじまる、栄養と体づくり ORAHOのアスリート飯


いつも熱いご声援ありがとうございます。

秋田ノーザンハピネッツでは、未来を担う育ちざかりの10代アスリートに向けて(もちろん成人の方々も!)おすすめのメニューを紹介する連載「ORAHOのアスリート飯」を開始します!
連載にあたり城東スポーツ整形クリニック様にご協力いただき、季節や旬に応じた食材の栄養価なども紹介。また、紹介するメニューは、秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”にも登場予定です。
学生アスリートはもちろん、ご飯を作られる保護者のみなさんもぜひ、御覧ください。

第1回目 キーマカレーはこちら
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16353

第2回目 鶏のクリーム煮はこちら
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16409

監修・記事:長嶋智子(JSPO公認スポーツ栄養士)
レシピ紹介:秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”管理栄養士 菊地景子


第3回 ロールキャベツ(和風だし)


ロールキャベツとは
ロールキャベツは、玉ねぎや調味料を混ぜ合わせた挽き肉ダネをキャベツの葉で巻き、スープで煮込んだ料理です。日本では、明治時代、雑誌にロールキャベーヂという料理名で紹介されたのが初めのようです。それから、洋食メニューの一つとして一般家庭にも浸透しました。また、近年はおでんの具材としても人気を集め、包んだキャベツをカンピョウで結ぶ方法は、日本で考え出されたもののようです。

おすすめポイント
やわらかなキャベツにジューシーな肉ダネ、とろける美味しさのロールキャベツはひと皿でお肉や野菜、さらにはスープまでいただける栄養バランスの良い料理です。味付けも素材を生かすシンプルなコンソメ味、爽やかなトマト味、あっさりとした和風味、濃厚なクリーム味など、さまざまな味付けで楽しむことができます。それぞれの味付けの特徴により、中身に包む具材の種類を変えることによって印象や栄養も変わります。ロールキャベツは、キャベツを煮込むことによって甘みが増し、野菜独特の青臭さが減るため、野菜が苦手な子どもにも食べやすい料理です。

ロールキャベツの栄養
ロールキャベツの主役であるキャベツの品種はいくつかありますが、代表的な3種類を紹介します。
①寒玉キャベツ:外側の葉は鮮やかな緑色で中は白く、扁平な形をしています。11月から2月頃に収穫されます。寒さに当たることで、細胞が凍らないように身を守るため、甘みやうまみが強くなります。1枚1枚の葉が薄く、巻きが堅いため、加熱しても煮崩れしにくく、歯ごたえがあります。ロールキャベツなど煮込み料理に向いています。
②春玉キャベツ:新キャベツとも呼ばれ、3月から5月頃に収穫されます。葉が薄く、巻きがゆるやかで柔らかいため、サラダなど生食に適しています。また、油で炒めたり、浅漬けなどにも向いています。ポトフやトマト煮など、煮込み料理に使う場合は火の通りが早いです。
③高原キャベツ:7月から10月頃に収穫されます。外側の葉は柔らかく濃い緑色で春キャベツに似ていますが、内側の葉はぎっしり詰まっており、寒玉キャベツに似ています。寒玉と春玉の中間的な特徴を持っているため、炒めても煮ても生のままでもおいしく食べられます。
※種類が違っても、キャベツの栄養成分はほぼ同じです。

キャベツに含まれる注目栄養素はビタミンUとビタミンCです。ビタミンUはキャベツから発見された成分であるため、別名「キャベジン」とも呼ばれています。ビタミンUは胃の粘膜の修復をうながしたり、過剰な胃酸の分泌を抑たりするため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防や改善に効果があるとされています。ビタミンCは外側の葉に多く、次いで芯葉に、ビタミンUは葉よりも芯、内側の葉になるほど含まれる量が多くなります。調理する時の配慮として、ビタミンUやビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすい性質があるため、効率よく摂るためには生食が良いですが、ロールキャベツのように煮汁ごと食べることもおすすめです。ロールキャベツで使っている牛肉には鉄分が多く含まれています。キャベツと一緒に食べることで、キャベツのビタミンCが鉄分の吸収率を上げ、鉄分を効率よく摂ることができます。貧血予防にもおすすめの1品です。

参考文献.
日本食品大辞典.医歯薬出版株式会社
新・野菜の便利帳 健康編.高橋書店


ロールキャベツ(和風だし) ※2人分

<材料>(2人分)
 ◯キャベツ 200g
 〇牛ひき肉 140g
 ◯玉ねぎ 100g(みじん切り)
 〇卵(小) 1/2個
 〇パン粉 100g
 〇水 大さじ3
 〇料理酒(白ワインでも可) 大さじ1
 〇胡椒 少々
 〇ナツメグ 少々
 ◯塩 小さじ½
   — 
  だし 
   〇鶏ガラ顆粒 3g
 〇和風あごだしの素 4g
 〇料理酒 大さじ1
 〇薄口醤油 大さじ1 
   —
 おこのみ
 〇ケチャップ
 〇マスタード

1.キャベツはタネを包めるように、芯をとってしんなりするまで蒸す。(電子レンジ可)
2.ボールにひき肉を入れ、をねばりがでるまでよく練る。
3.溶き卵を少しずつ加え、むらなくよく練る。
4.パン粉と水分(料理酒・水)をいれてよく練る。
5.みじん切りの玉ねぎを加えて混ぜる。
6.塩・胡椒とナツメグを加える。
7.6のタネを2等分して俵状にして、1のキャベツで包み込む。
8.平らな鍋に隙間なく並べて、だしの材料を加えて、キャベツが隠れるくらいの水(分量外)を入れる。
 (残ったキャベツもまいて鍋の隙間に入れる。)
9.はじめは強火で、煮立ったら鍋が静かにコトコト鳴るぐらいの中火の弱火にしてキャベツの色が変わるまで煮る。お好みで塩・胡椒(分量外)で味を調える。
10.出来上がり!お好みでケチャップやマスタードをかけてお召し上がりください。

ポイント1:タネをよくねること!手触りがやわらかくなるまで練ることが美味しさのコツ!
ポイント2:和風あごだしを使うことで、さらに和風の味が引き立ちます!
ポイント3:パン粉を分量通りにいれることで、ジューシーさが引き立ちます!



○秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”でも2022年2月22日(土)登場予定です!
詳しくはHP(TwitterとInstagramのウォールがあります)をチェックしてください。

第1回目 キーマカレーはこちら
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16353

第2回目 鶏のクリーム煮はこちら
https://northern-happinets.com/news/detail/id=16409

城東スポーツ整形クリニック https://joto-sports.com/