【第11回目】城東スポーツ整形クリニックpresents【ORAHOのアスリート飯】

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2023.04.26

【第11回目】城東スポーツ整形クリニックpresents【ORAHOのアスリート飯】

【連載第10回】食からはじまる、栄養と体づくり　ORAHOのアスリート飯

いつも熱いご声援ありがとうございます。

秋田ノーザンハピネッツでは、未来を担う育ちざかりの10代アスリートに向けて（もちろん成人の方々も！）おすすめのメニューを紹介する連載「ORAHOのアスリート飯」を開始します！
連載にあたり城東スポーツ整形クリニック様にご協力いただき、季節や旬に応じた食材の栄養価なども紹介。また、紹介するメニューは、秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”にも登場予定です。
学生アスリートはもちろん、ご飯を作られる保護者のみなさんもぜひ、御覧ください。

第1回目　キーマカレーはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=16353

第2回目　鶏のクリーム煮はこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=16409

第3回目　ロールキャベツはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=16503

第4回目　イワシの蒲焼きはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=16556

第5回目　ほうれん草とちりめんじゃこのペペロンチーノはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=16640

第6回目　豆腐の具だくさんグラタンはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=16714

第7回　豚肉とりんごの生姜・にんにく焼きはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=17256

第8回　手羽元とたっぷり野菜のポトフはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=17321

第9回　タラのムニエルトマトソース添えはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=17382

第10回　春キャベツとツナのペペロンチーノはこちら
 https://northern-happinets.com/news/detail/id=17435

監修・記事：長嶋智子（JSPO公認スポーツ栄養士）
レシピ紹介：秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”

第11回　ホタテとアスパラのオイスターソース炒め

おすすめポイント
　ホタテとアスパラのオイスターソース炒めのおすすめポイントは中華に欠かせない調味料のオイスターソースです。オイスターソースは別名「牡蠣油」。中国特有の調味料で生牡蠣に塩を加えて発酵させた魚醬の一種です。生牡蠣の旨味を抽出し、砂糖、食塩、でんぷん、酸味料を加えペースト状にしている製品や煮汁を利用し、製造している製品などがあります。オイスターソースは牡蠣独特の風味やコク、甘みがあります。メーカーによっても味が違うため、お好みの味のオイスターソースを探してみることも楽しいです。
オイスターソースは肉や魚介類、野菜、豆腐など、さまざまな食材料と相性がよく、広く料理に活用できます。オイスターソースは、中華料理における『醤油』のような存在です。炒め物の味付けはもちろん、加熱しないでそのままつけだれとしても美味しく食べられます。

□調理例
・炒め物
肉野菜炒めなど定番の炒めものはもちろん、魚介類や豆腐とも相性が良く、炒め物の味付けに活用できます。
・煮物
煮物にオイスターソースを加えるとこくのある仕上がりになります。肉じゃがや豚の角煮、かぼちゃの煮物など定番の煮物をしょうゆではなくオイスターソースで作るとまた一味違う味わいに仕上がります。
・和えもの
青梗菜や小松菜などの青菜類、もやし、きのこなどの食材料をオイスターソース、しょうゆ、砂糖、ごま油などの調味料で和えると簡単に中華風の和えものになります。
・スープ
オイスターソースはかきのうま味が凝縮した優秀な「だし」です。野菜スープ、麺類のスープに活用できます。
・主食
炊き込みご飯や中華おこわ、チャーハンの味付けに大活躍します。また、焼きそば、焼きうどん、パスタなど麺類の味付けにもよく合います。

食欲が落ちやすい季節に食欲増進メニューとしてオイスターソースを活用した料理をおすすめします。

ホタテとアスパラのオイスターソース炒めの栄養
　ホタテは高たんぱくで低脂肪、体脂肪率を気にしているアスリートにはうれしい食材料です。また、タウリン（アミノ酸）が多く、魚介類の中でも特に多く含まれています。タウリン摂取はスポーツパフォーマンスを向上させる可能性があり、それを示す報告も複数あります。タウリンを多く含むホタテは注目の食材料です。ホタテには鉄や亜鉛も多く含まれます。貧血は大抵の場合、血液中のヘモグロビンの材料である鉄の不足が原因で起こります。貧血の予防には日頃から鉄を意識して摂ることが大切です。実は「亜鉛」も赤血球を作り、機能を維持するために重要な栄養素です。亜鉛が不足すると赤血球は壊れやすくなってしまいます。結果として貧血が起きてしまいます。貧血の原因に鉄だけでなく亜鉛の不足の可能性があることも覚えておきましょう。ホタテは鉄と亜鉛の両方の栄養素がしっかり摂れる食材料です。
　アスパラギン酸・・栄養ドリンクで見たこと、ありませんか？エネルギー代謝に関わるアミノ酸で疲労に対する抵抗力を高めたり、スタミナを増強する効果が期待されています。ホタテのタウリンとアスパラガスのアスパラギン酸を一緒に食べられるオイスターソース炒めはアスリートにとってリカバリー食としてもおすすめの一品です。

参考文献
参考文献　日本食品大事典.医歯薬出版株式会社
新・野菜の便利帳-健康編-.高橋書店
賢く食べて結果を出す！スポめし.朝日新聞出版

作り方:ホタテとアスパラのオイスターソース炒め

＜材料＞（2人分）
　○ベビーほたて（加熱済み）180ｇ
　〇片栗粉　　　　　　　　　小さじ1
　〇アスパラガス　　　　　　4本
　〇にんにく（みじん切り）　小さじ1
　〇油　　　　　　　　　　　適量

　☆合わせ調味料
　　オイスターソース　　　　小さじ1
　　しょうゆ　　　　　　　　小さじ2
　　砂糖　　　　　　　　　　小さじ1/2
　　水　　　　　　　　　　　小さじ2
　　片栗粉　　　　　　　　　小さじ1/3
　　ごま油　　　　　　　　　小さじ1

作り方

1、ベビーほたてに、片栗粉をまぶす。
2、アスパラガスは下の部分の皮をむき、長さ5cm程度斜めに削ぎ切りする。
3、合せ調味料をボウルにいれ、軽くかき混ぜる。
4、たっぷりの水を沸騰させた鍋にアスパラガスを入れて色が鮮やかになるくらい茹でる（50分～1分半ほど）。ベビーほたても同様に20秒～30秒ほどゆでて、共にざるに上げる。
5、フライパンに油少量を熱し、にんにく(みじん切り小1)を弱火で炒めて香りを出し、アスパラガス、ほたてを戻し入れ30秒ほど炒め合わせる。
6、(3)の合せ調味料を回しかけ強火で炒める炒めます。とろみとツヤがついてきたら完成。

ポイント1：アスパラは事前に茹でると炒め時間が短縮されるほか、シャキシャキ感が均一に。
ポイント2：炒める時間は、とろみとツヤで判断。合せ調味料にキチンと火を通すことでしっかりとした味わいに。

○秋田ノーザンハピネッツのこども食堂”みんなのテーブル”でも2023年5月4日（木）に登場予定です！
詳しくはHP（TwitterとInstagramのウォールがあります）をチェックしてください。

○道の駅岩城『アキタウミヨコ』では朝どれ野菜「アサパラ」を販売します！ぜひ、美味しいアスパラでレシピを作ってみてください！https://northern-happinets.com/news/detail/id=17566